夏真っ盛り。毎日の暑さでバテそう…。そんなとき、ひと口ほおばると、するん! とのどごしがよく、ひんやり感が体中にしみ渡る「水ようかん」はいかがですか?
「水ようかんは食物繊維やミネラルが豊富。体を冷やしすぎる心配がなく、暑さやクーラーでバテた体にとても優しい和菓子です」と教えてくれたのは、和菓子教室を主宰する柳元千賀さん。
今回は、コンビニやスーパーで買える市販のようかんと電子レンジを使った、手軽なアレンジ水ようかんレシピを紹介してもらいました。
スーパーやコンビニのようかんにジャムをプラス!ひと味違う水ようかん
スーパーやコンビニででよく見かける市販のようかん。これを、ひと味違う水ようかんへと変身させます。
ポイントはジャムのちょいたし。フルーティーな水ようかんに!
●フルーツ水ようかん
所要時間20分(冷蔵庫で冷やす時間は除く)
【材料(3~4人分)】
・市販の練りようかん 120g
・水 200ml
・塩 少々
・お好きなジャム 大さじ2(いちごやマーマレードなど)
【使う道具】
・耐熱ボウル
・ゴムベラ
・ステンレスボウル(あれば)
・ステンレスボウルよりひと回り大きい容器(粗熱を取るための水を入れます)
【下準備】
・粗熱を取るための水を用意しておく
・ジャムに大さじ1の水(分量外)を加えて混ぜてゆるめておく。
【つくり方】
(1) 耐熱容器にようかんと水を入れて、600Wの電子レンジで4分間加熱する。取り出したらようかんをよく混ぜ溶かし、塩を少々入れてさらに混ぜる。
※ラップはしない。熱いので注意。
(2) ようかん液をステンレスボウルに移し、ボウルの底を水にあて、ヘラでやさしく混ぜる。人肌くらいの温度になるまで粗熱をとり、水で溶いておいたジャムを加えて混ぜる。
※熱いうちにジャムを入れると、固まりにくくなることがあります。
(3) ジャムが混ざり、ようかん液がポタージュくらいのとろみになったら器に流し、固まったら冷蔵庫で冷やして完成。
※必ずとろみがある状態で器に流してください。とろみがないとあんこが沈殿し、分離した水ようかんになってしまいます。
●大人の水ようかん
応用編として、ジャムの代わりに黒糖とお酒を加えれば、大人の味わいに。ラム酒や梅酒はあんことの相性がばっちりです。
【材料(3〜4人分)】
・市販の練りようかん 120g
・水 200ml
・黒糖 (もしくはきび砂糖)大さじ2
・塩 少々
・ラム酒(もしくは梅酒) 大さじ1
【つくり方】
工程はフルーツ水ようかんと同じです。
黒糖は、ようかんと一緒に水に入れ加熱します。また、お酒はジャムを入れるタイミングで加え、固まったら冷蔵庫で冷やしてでき上がり。
●今回のポイント
・ようかんは「練ようかん」でようかんはいくつか種類があります。今回のレシピでは「寒天」を使った「練ようかん」を使用してください。
・ジャムやお酒を入れるタイミングに注意寒天は酸に弱く、ようかん液が熱々のときにジャムを加えると、固まりづらくなります。また、お酒は風味が飛んでしまうため、どちらも粗熱が取れてから加えるようにしましょう。
・トッピングトッピングにフルーツを添えるとよりさわやかな水ようかんに。また、ゆるく泡立てた生クリームやバニラアイスもよく合います。