少ないものですっきり暮らすライフスタイルが人気のインスタグラマーのnabe_ieさん。58平米のアパートで広々と暮らしているというお宅におじゃまして、ものを増やさない暮らしの秘けつを聞きました。
【すっきり暮らせる理由1】収納用品はサイズや色をそろえて並べる
●小さなオモチャはペーパーバッグへ
以前は洋服や雑貨が大好きで、ものをたくさんもっていたというnabe_ieさん。現在は、好きなもの、必要なものだけを残せるようになりました。
それでもなにかしらのものはあります。そんなときに工夫できるのが収納です。細々としたものは、引き出しやボックス、カゴなどにまとめています。
子どもがよく遊ぶミニカーなどは、ざっくり仕分けてペーパーバッグに。
「同じ場所に置く収納用品は、色やサイズをそろえて並べると、すっきりして見えます」
「米袋を再利用した持ち手つきペーパーバッグがお気に入り。ポンポン放り込むだけなので、子どもも自分で片づけられます」
●シンク下は“無印良品の白”で統一
シンク下も、扉を外して使いやすく。調味料やラップ、ふきん、排水口ネットなどは、収納ケースへ。フライパンは、書類ボックスに立てて収納しています。
「収納アイテムは、無印良品の少しグレーがかった白でそろえました」
●キャスターにのせたケースとバッグなら出し入れラクチン
お絵描きセットを入れている紙製ボックスは、軽くて扱いやすさもばっちり。
「キャスターつきの台にのせて出し入れしやすくしました」トートバッグには、大きめのオモチャを収納。
●お茶パックは密封ビンへ
ガラスの密封ビンには、お茶パックを。
「ビンは以前果実酒を漬けていたものを転用。透明なので残数がわかりやすく、見た目もさわやか。コンロ下に置いているので、すぐにお茶がつくれます」
【すっきり暮らせる理由2】1つのものに2つの役割をもたせる
1つのものを2つの用途に使えば、その分ものが増えず、暮らしがシンプルになります。
「使いやすさを重視しながら、常識にとらわれない使い方を考えます」
●ベッドの脚を外しソファ兼簡易ベッドに
以前使っていたベッドの脚を外して、リビングのソファ代わりに。
「子どもがゴロゴロするのにもちょうどいいんです。親せきが泊まりに来たときには、これを簡易ベッドとして使うこともあります」
●キッチンの引き出しはダイニングの収納も兼ねる
ダイニング用の収納棚は置かず、テーブルから近いキッチンに、ダイニングで使うものを収納。「無印良品の仕切りを使い、カトラリーのほかに、文房具などを入れています」
もたない暮らしのなかでの季節の飾り
ものを増やさずに、季節を感じる飾り方を工夫。
●パウル・クレー風の絵は夫の手描き
「絵を描くのが好きな夫が模写したパウル・クレーの絵は、涼しげな雰囲気が気に入っています」
ダイニングの壁に飾り、アクセントに。
●麦わら帽子を飾り代わりに
「玄関の壁にかけた子どもと私の麦わら帽子は、夏らしさの演出にもひと役買ってくれます」
この場所なら、使いやすさも抜群!
●布と風鈴で風を感じる
夏の間は、リビングと和室の間のふすまを外し、白い布と風鈴にチェンジ。
「風鈴はキャンドゥのもの。風通しがよくなりました」
【nabe_ieさん(福井県・34歳)】
夫(37歳)、長男(3歳)の3人暮らし。今年の1月に、築30年、3LDKの賃貸住宅に広島県から転居。シンプルな暮らしをインスタグラムで発信するほか、姉妹で雑貨店を営む。