日々の生活のなかで避けては通れない、すてきな商品や魅力的なイベント。つい物欲センサーが反応し、気づけば「結構お金を使ってしまった…」と後悔した経験がある人も多いのでは? 物欲を抑えるのはなかなか難しいものですが、YouTubeチャンネル「リッチじゃない暮らし」で節約ライフを配信する主婦のみさきさんは、元々浪費家だったものの、少しずつ意識を変えながら物欲をコントロールできるようになったそう。今回、みさきさんに「物欲を抑えるコツ」を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)コツ1:欲しいものは3日以上寝かせる
以前の私は、寝る前にスマホでネットショッピングをしたり、出かけた先でつい衝動買いをしてしまったりと、月に2〜3万円程度、余計な買い物をしていました。
でも今は、「欲しい」と思ったらすぐには買わず、まずは3日間だけ気持ちを落ち着かせる「クールダウン期間」を設けるようにしています。不思議とその間に気持ちが落ち着いて、「やっぱりいらないかも」と思えることが多く、ムダ遣いがグッと減りました。
一方で、このクールダウン期間を過ぎても欲しいものは、「自分にとって必要なものだ」と自信をもって買うことができるようになりました。
コツ2:「代用」ができないか考える
以前は、キッチン用品や収納グッズなど、家に似たものがあっても、「かわいい・便利そう」と思ったら、すぐに新しいものを買いたしてしまうことも。小さな出費が積み重なって、月に5000円程度はムダ遣いしていたと思います。
でも今は、なにか欲しいと思ったときこそ、「これ、家にあるもので代用できないかな?」と立ち止まって考えるようになりました。たとえば、野菜の水きり器が欲しくなっても、「ザルで代用できるな」という感じです。
代用を繰り返していくうちに、“あるもので工夫したい”という気持ちが自然と強くなっていって、結果的に毎月のムダな出費がほとんどなくなりました。
コツ3:ショッピングモールは目的があるときだけ行く
昔のわが家の定番休日といえば、なんとなくショッピングモールへ行くことでした。
とくに目的もなく、ふらっと歩いているうちに、子どもたちが「ガチャガチャをやりたい」と言い出したり、「ちょっと休憩」と甘いものを買ったりと、何気ない出費が積み重なり、5000円近く使ってしまっていたことも多々ありました。
今思えば、「なにに使ったかよく覚えていない出費」って、こういうお金のことなのだなと思います。
このことに気づいたわが家は、「必要なときだけショッピングモールへ行く」と心に誓い、普段はほぼ近づかなくなりました。そもそも誘惑がなければ、必要以上にお金を使うこともないので、自然とムダ遣いが減ったように思います。
コツ4:「ノーマネーデー」を設ける
わが家では、おおむね週に4回程度は「ノーマネーデー」を設けていて、急ぎの用事がない限り、その日にお金を使わないと心に決めています。
ノーマネーデーには、買い物に行くこともなければ、誘惑の多いSNSも見なくなるので、自然とムダ遣いが減ったように思います。
このような生活を数年間続けてきたわが家では、「今日はノーマネーデーかそうでないのか…」といちいち考えることもなくなり、自然と必要なことにしかお金を使わなくなりました。
このような習慣づけができたということが、私にとってはいちばんの収穫で、今後、計り知れないほどの節約効果があると感じています。
コツ5:妥協せず気に入ったものを買う
ここまでは「買いたい気持ちを抑えるような方法」をお伝えしてきました。ですが、私はこれまでの経験で「妥協せずに気に入ったものを買っていたこと」も、じつは物欲を抑える効果的な方法の1つだったということに気づきました。
節約を始めたばかりの頃は、とにかく安いものを優先することも多かったのですが、機能が不十分だったり、気に入らなかったりと、結局買い直すなんてことも多々。でも、自分が本当に「これがいい」と思えるものを選ぶようになってからは、すごく愛着がわいて、ものを大切にするようになりました。
以上、私が心掛けている「物欲を抑えるコツ」を5つご紹介しました。
今回はとくに、「一度身につけると、長く役立つ節約習慣になるもの」を中心に選んでみました。私は、これからも物欲を上手にコントロールするために、さまざまな工夫を続けていきたいと考えています。なにか皆さんのお役に立つ情報があればうれしく思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。