片付けサービスは予約開始1分で満席、これまで3400人もの家を片付けた、おうち片付け専門家の香村薫さん。そんな香村さんが普段は有料で提供している「書き出す片づけ」は、片付けが苦手、リバウンドを繰り返す、忙しい…そんな人にこそぴったりのメソッドです。必要なものはなんとペンとノートのみ! 今回のメソッドは「バッグ」の片付けをご紹介します。

香村薫さん
香村薫さん
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「バッグ」は戻しやすさを意識して収納

バッグの片づけは、靴の延長線上に位置します。おしゃれとして使う場合もあるけれど、仕事用など場面による使い分けも必要。こちらも、バッグにどんなことを求めているのかをはっきりさせれば、手元に残したいものが見えてきます。

冷蔵庫や靴は、配置図を描いて片付けをしますが、バッグは人によって収納場所がさまざまなので省略してOKです。玄関脇やクローゼット、ものによってはキッチンなど、戻しやすさを意識して収納場所を考えてみましょう。

配置図こそ描きませんが、代わりにそれぞれのバッグをいつ、どんな場面で使っているかを細かく書き出すことで、自分にとって使いやすく、ずっと続けられる収納方法が見えてくるはずです。

<ステップ1>ゴールを決める

バッグに求める条件をチェック。写真を撮り、自分にとってのこだわりを考えましょう。

●1:写真を撮る

エコバッグやスーツケース、紙袋まで、家のいたるところにあるバッグをすべて撮影します。

●2:バッグのこだわりをチェックする

チェックリスト

「とにかく大容量」、「アクセサリー感覚で持ちたい」など、バッグに対する向き合い方を問い直してみましょう。必要なものが見えてくるはずです。

●ポイント:仕事用・プライベート用は分けてチェック

「仕事用はとにかく軽さが最優先」、「プライベート用はファッション性重視」など、シーンによってバッグの選び方は変わるもの。分けて確認するのがおすすめです。

<ステップ2>残すものを決める

ステップ1でのこだわりをもとに、自分に必要なバッグを残していきましょう。

●持っているバッグをすべて書き出し残すものを決める

リスト

大きさごとに書き出したら、使用シーンと価値観に合うか、1年以内に使ったかどうかを確認。機能性や使用頻度、よく入れているものなどもメモして。

使っていないものは理由も書くと、今後の買い物失敗防止にもなりますよ。