東京都在住・きんのさん(55歳)は、高齢の母の近くで住むために築50年・1LDK団地への住み替えを決意。リノベーションを行って、自分仕様にサイズダウンした家をかなえました。そんなコンパクトな暮らしを送るきんのさんが「あえて手放さなかったもの」について伺いました。

味わいのある古い収納家具とその上に飾られた観葉植物
小さな暮らしのための整理アイデアとは?
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「今の自分に必要なもの」はこまめに見きわめる

2DKと1LDK、2つの間取り図
【上】リノベ前/【下】リノベ後

コンパクトな空間で快適に過ごすには、もちものをこまめに見直すことが重要だそう。きんのさんは、“今の自分に必要なもの”をどのように見きわめているのでしょうか。

●収納の多いタンスで狭いスペースでも広々見せる

古い家具は味わいがあるだけでなく、収納力が高いのも魅力。

「グリーンを飾る棚としてはもちろん、収納としての使い勝手も抜群。シミや傷がある古いものは、一緒に歳を重ねている気がして、愛おしさを感じます」(きんのさん、以下同)

●自分にとっての宝物となる“だれかとの思い出”はとっておく

手編みの白いベストと黒い石

子どもの頃に祖母が編んでくれたベストと、祖母が愛用していた漬物石は、かけがえのない宝物。

「不要なものは手放すけれど、大切な思い出の品は捨てないと決めています」

きんのさんの団地暮らしの工夫がつまった著書『54歳おひとりさま。 古い団地で見つけた私らしい暮らし』(扶桑社刊)は現在発売中です。

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