築50年の団地をリノベーションして「自分にちょうどいい住まい」を手に入れた例を紹介します。東京都に住むきんのさん(55歳)は、高齢母の近くに住むために1LDK団地でのひとり暮らしを決意。ここでは、キッチンにすべての家事を集約し、暮らしの効率を上げたアイデアを3つお聞きします。

家事をキッチンにすべて集約する工夫とは?
家事をキッチンにすべて集約する工夫とは?
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家事はすべてキッチンで完結。暮らすための小さな工夫

2DKと1LDK、2つの間取り図
【上】リノベ前/【下】リノベ後

省スペースで効率よく家事をこなしているきんのさん。キッチンですべての家事が完結できる、コンパクトでスマートなアイデアとは?

1:出番の多い調理器具は有孔ボードにつり下げ!

コンロ横のあきスペースに100円ショップの有孔ボードを取りつけ。

「キッチンバサミなど、よく使う調理道具やスパイスをつるして収納。調理中にもさっと手が届いて便利です」(きんのさん、以下同)

有孔ボードに調理器具がつり下げられているキッチンで料理をする女性

料理だけでなく洗濯や掃除などすべての家事ができるキッチン。

「必要なものはすべてここに集約しました」

2:大きなダイニングテーブルを書斎として活用

きんのさんとダイニングテーブル

省スペースのため、キッチンのダイニングテーブルをデスク代わりに。

カップにお茶を注ぐ様子

「月末にはお茶やお菓子を用意して、今月の振り返りや次の目標を書き出す『自分会議』を開いています」