毎年4月中に、冬服のお手入れや見直しをするという文筆家の朝倉真弓さん(50代)。ここでは、そのきっかけとなったできごとや実際の方法、さらには次の秋のお買い物計画に役立つ習慣についても語ります。

朝倉さんの冬服
毎年4月中に、冬服のお手入れをするようにしています
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GW前までに衣替えをするようになった理由

桜が葉桜となって散り始めると、冬服のお片付けが気になり始めます。

私は、服を自分で管理するようになった10代のころから「冬服のお手入れは、4月中にしてしまいなさい」と母に教えられてきました。それ以来、GW前に衣替えをするのが習慣になっています。

ある日、母がなぜ衣替えを4月中にした方がいいと言ったのか気になって調べてみることに。すると、「寒さと暑さが入れ替わるタイミングだから」という理由以外に「気温が上がって、衣類につく虫が出てくる前に防止する」という観点でも、おすすめの時季だということがわかりました。

母の教えも、根拠があってのことだったのですね。

毎日のブラッシングで、衣替えがラクに

コートのブラッシング

とはいえ、突然お片付けを始めるわけではありません。日頃からの小さな仕込みで、衣替えはとてもラクになります。

たとえば、コートやセーターを着たあとは必ずブラッシングをします。最初は面倒に感じましたが、ほんの数十秒のこと。ホコリや髪の毛などを落とすことで、毛玉もできにくくなります。

シーズンに数回しか着ないコートは、毎年クリーニングに出すことはしません。春に再度ブラッシングして衣類用のカバーをかけ、防虫剤を入れて保管します。

ニット類は、専用洗剤と洗濯機のおしゃれ着洗いコースで洗う「お家クリーニング」ですませます。乾いたらそのまま畳んで衣装ケースに収納し、アイロンがけは次のシーズンに着る直前に行うのが私のスタイルです。