「クローゼットに服がいっぱい! でも着たい洋服がない!」…なんていうことはありませんか? 春はおうちにため込んだものを出してスッキリしたい季節。ESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーの大熊江美子さんも、先日たくさんの服を手放したそうです。思いきって手放した経緯や、捨てて感じたことを紹介します。

ゴミ袋に入ったたくさんの洋服
家族合わせてゴミ袋4袋分、20kgの洋服を捨てました!
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もったいない、必要になるかも…不安から手放せない服たち

クローゼットからあふれそうな服。私は自分のセンスに自信がなく、店頭で展示されているコーディネートをそのまま購入する「マネキン買い」をよくします。

その中でも気に入った服はリピートしすぎて、汚れてもヨレヨレでも「今後気に入った服が手に入らなかったらどうしよう」と不安で手放せず、気がつくと服がたまりがちに。

そのように洋服を手放すのが苦手な私は、定期的に「あるルール」に沿って整理をしています。

“3秒ルール”「残す」か「迷う」2択で決める

捨てるか迷った服を入れる迷い中ボックス
捨てるか迷った服は「迷い中BOX」に入れて時間が経ってから改めて考えます

私は服を手に取って3秒以内で着ると思ったものを残す「3秒ルール」を取り入れています。服を手に取ったときにちょっとでも迷いがあるものは、頭の中で「捨てない理由探し」をしているということ。

そんな服は「迷い中BOX」にまとめておきます。「捨てるか残すか」ではなく、「残すか迷うか」で考えると、少しハードルが低くなりますよね。「迷い中BOX」は、あえて目につく場所に保管し、少し時間が経ってから改めて向き合う時間を取っています。

時間を置いたら気持ちに変化が! さらに家族にも捨て活が伝染した

廊下に積み上げられた不要な服
家族が捨てたい服をどんどん出すようになりました

最初は「もったいない…」と捨てることを決断できなかった「迷い中BOX」行きの服ですが、時間が経ったことで気持ちの変化が起こりました。以前は気にならなかった服の汚れやヨレヨレ感がすごく気になり、「もう必要がない」と自然に思えて、気持ちよく手放す決断ができたのです。

さらに今回はうれしい誤算がありました! 不要なものを日々まとめていたら、それが家族にも伝染したことです。私が置いた服の山の上に、各部屋から集まった服たちがどんどん積まれていきます。45Lのゴミ袋で換算すると、4袋分くらいの服を手放すことになりました。