服が多いとシーズンの変わり目や衣替えの時季に苦労することもありますよね。ESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーのむらさきすいこさんも、以前は大量の服を所有し、その管理に毎回ストレスを感じていました。しかし、思いきって服を42枚に厳選した結果、衣替えが不要で管理しやすい快適なクローゼットを実現したそうです。今回は、むらさきさんが服を減らして得られた変化と、その使いやすい収納方法をご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)40代・服の管理に“追われる”生活を手放した
20~30代は、大量の服を所有していました。そのため、どんな服をもっているか把握できず、似たような服を買いたしてしまうことも…。結果、どの服も使いきれず、手放せない状態が続いていました。
だんだんと収納場所がたりなくなり、自分のクローゼットだけでなく、和室の押し入れや子ども部屋のクローゼットにも服やバッグが点在して毎日探し物が絶えない日々。また、衣替えのたびに大がかりな作業が必要で、それが大きなストレスになっていました。
しかし、40代に入り身体の変化や時間の使い方を見直すなかで、「服の管理に追われる生活」から卒業することを決意。そこで服を整理し、最終的にオールシーズン42枚に厳選しました。
42枚は今の自分にちょうどいい枚数
この数は、わが家のコンパクトなクローゼットに無理なく収まる枚数です。真夏(半袖)と真冬(ニット・コート)を除き、基本的には1年を通して同じ服を着ています。ミニマリストではありませんが、程よくおしゃれを楽しめて、今の私にとってはこれがちょうどいい量です。
メリットは、衣替えの手間とストレスがなくなったこと。そして、毎日のコーディネートがスムーズになったことです。最近は季節の変わり目が曖昧なため、気温に合わせて柔軟に服を選べるのも便利です。
厳選した服だけをもつことで「どれを着てもお気に入り」という状態。クローゼットをあけるたびに気分が上がるようになりました。
さらに、服の買い替えも計画的になりました。新しい服を買う際には「本当に必要か? 代わりに手放したい服があるか?」と慎重に考えるように。手放す服が見つからなければ、不必要と判断できるため、むだな出費も減りました。
一方、デメリットはコーディネートがワンパターンになりがちな点です。しかし、それも「自分らしいスタイル」と考えることで、とくに気にならなくなりました。