クローゼットの服を一軍だけに厳選し、すっきり快適な状態を保てるようになった事例を紹介します。夫の転勤による5回の引っ越しを経て、すっきり暮らしを実践するかなさん(現在40代)のケースです。ここでは、かなさん流の「理想のクローゼット」をつくる3つのポイントについて語ります。
すべての画像を見る(全5枚)洋服は「ハンガーの数だけ」。年間50着で生活
私が捨て活で最初に手放したのが、大量の服でした。
以前は「流行りに乗らないといけない」と思い込み、季節ごとに新しい色の服にチャレンジしていました。しかし、普段着なれない色の服は、いざ着てみても落ち着かず…。そのままタンスの肥やしになることが多く、結局手放しました。
洋服を手放したのと同じタイミングで、ハンガーを50本まとめて買いました。「服はハンガーの数だけ持つ」と決めて、春夏秋冬すべてのシーズンを50着以内に納めたら、クローゼットがパンパンになることがなくなりました。
こうして大量に服を手放した結果、残ったのは白系のトップスばかりになりましたが、どれもお気に入りなので今はまんべんなく愛用できています。コーディネートに悩むこともなくなりました。
服選びは「季節問わず使える」を基準に
新たに服を買いたすときは、コットンのカットソーやデニムのワイドパンツといった、季節を問わない素材のアイテムを選ぶようになりました。
たとえば、夏はコットンシャツにワイドパンツ、春はその上に薄手のカーディガンを合わせるなど、重ね着も簡単。ワードローブの着まわし力がアップしたと感じています。
服を大量に持っていた頃は、毎朝洋服のコーディネートを考えるのに時間がかかるのがストレスでした。パンパンのクローゼットから服を引っ張り出すのも大変で、たくさんあるのに着たい服がないという状態でした。
好きな服だけを厳選するようになってからは、シンプルな白、黒、ベージュ、グレーといった色を残したので、どれを組み合わせてもなじむように。普段の服は定番のコーディネートを決めて制服化していますが、ときには気分で組み合わせを変えて楽しんでいます。