NISAを利用して投資を始める人が増えています。初心者がまず気になるのは、投資信託の種類「アクティブ型」と「インデックス型」。この2つの違いはなに? どっちがおトクなの? マネーコンサルタント・頼藤太希さんに聞きました。
すべての画像を見る(全2枚)結論:運用成績がよく、手数料が安いインデックス型が断然おトク
インデックス型の投資信託は、日経平均株価やS&P500などの指数=インデックスに連動するよう運用されます。一方アクティブ型は、そのインデックス型を上回るリターンを目指すよう運用される投資信託のこと。
上の表は、アクティブ型と指数(インデックス)の運用成績を運用年数で比較したものです。
たとえば、米国株式のアクティブ型投資信託と米国株価指数S&P500の運用成績を比較すると(表の右から2列目参照)、運用1年目でアクティブ型が指数を下回る確率は74.53%ですが、運用年数が10年、15年と長くなると、9割超で指数を下回る結果に。
ほかのアクティブ型も同様です。この結果は、インデックス型の方がアクティブ型よりも運用成績がよいことを示しています。
さらにインデックス型の信託報酬0.1~0.3%に対して、アクティブ型は1.5~2%。信託報酬は、運用中ずっとかかる手数料なので、長期投資になるほどこの差の影響が大きくなります。
なおインデックス型を上回るリターンを狙うなら、個別株という選択肢も。1株から買える銘柄もあり、低コストで利益が期待できるかも。
