食器棚の中にぎゅうぎゅうにつまっているグラスやカップ類。お気に入りだけを残してスッキリしませんか? グラスやカップ類の手放し方をライフオーガナイザーの尾花美奈子さんに教えてもらいました。

お気に入りのグラス
食器棚の中をお気に入りのグラスだけにする
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いらないグラスやカップを捨てて「お気に入りだけ」の食器棚に

気がつくと増えがちな食器。デザインも使いやすさも気に入っているグラス。旅先で買った思い出深いマグカップ。贈り物のすてきなコーヒーカップ。毎日使っているグラスやカップ類が、どれもこれもお気に入りのものだったら、きっと心が潤うと思います。

でも実際の食器棚の中はどうでしょう。食器棚の中を見て、手放したいと思うけど手放し方がわからない人へ。今回はグラスやカップ類を無理なく手放すための、3つのステップをご紹介します。

ステップ1:「必要とするシーンと個数」を考える

食器

グラスやカップの数を見直す際には、まず「必要とする場面と個数」を考えます。

たとえば、
・結露ができないグラスは家族の人数分必要
・子どもの数だけ割れない素材のコップが必要
・気分が上がるかわいいマグカップは私ひとり分だけ
・夫のプロテイン用の大きなカップを1つ
という感じです。

「必要とする場面と個数」をすぐに説明できるものは、「きちんと使いこなせている」ということ。だから、こういうものは残します。
説明できないものは、「手放す不安や罪悪感」、「もったいない」という気持ちから、ただもっていただけなのかもしれません。でも、使わずに持っている“だけ”なのも、もったいないですよね。

ステップ2:「たりている」と認識して手放す不安を減らす

グラス

全然使っていないものや存在を忘れていたものでも、「必要になるかも」「たりなくなったら」と思って手放せないことってありませんか?

そういう場合は、ステップ1での考えが役立ってきます。

「必要とする場面と個数」をきちんと考えることで、「今の暮らしには、これだけあればたりる」という基準ができます。言い換えれば、「これ以外は、なくても暮らしに支障はない」ということ。「問題ない。大丈夫」と納得できることで、手放しやすくなるのではないでしょうか。
それでも不安なら、「もしも」のために紙コップを用意してみるのも手です。