マイホームを建てるなら、間取りや水回りの設備などを自由に決められる注文住宅がいい? それとも費用を抑えることを優先させて、建売住宅にした方がおトク? 宅地建物取引士で賃貸不動産経営管理士の永田博宣さんに聞きました。
すべての画像を見る(全2枚)結論:安い、お手軽、利便性よしで建売住宅がおトク
建売住宅のメリットは、間取りや設備がほぼ同じであるため、量産することで1軒当たりのコストが抑えられていること。一方、注文住宅のメリットは、間取りはもちろん、キッチン、浴室、トイレなどの設備、内装、外装などを、自分たちが好きに選べること。ただし、自由度が高い分、「いいもの」に目移りして、当初の予算をオーバーする可能性も。
●「土地探し」に時間がかかることも
また、建売住宅は土地と住宅をセットで購入しますが、注文住宅は別々に購入するので、土地探しから始めることになります。そのため、土地を購入したり、住宅の施工を依頼するなど、そのたびに契約や支払いなどの手間が発生。
間取りや設備を決める時間なども考えると、家を建てることを思い立ってから住み始めるまでに、注文住宅は建売住宅よりも1年以上長くかかることもあります。
さらに建売住宅は不動産会社がまとまった土地を一括で購入するので、比較的、利便性のいい地域に建てられることがありますが、同じような立地条件で1軒分の土地を買うとなると、土地代が割高に。以上の点から建売住宅がおトクといえるかも。
