ベージュがメインの着こなし、「なんだか地味であか抜けない…」と思ったことはありませんか? ここでは、ベージュコーデの洗練度をアップさせるコツを紹介します。教えてくれるのは、肌や目、唇などの色から似合う配色や服の素材のアドバイス、パーソナルスタイリングを行っている河村純子さん(現在50代)です。

河村さん私物ベージュ服
「ベージュ」と言っても、サンドベージュ、ピンクベージュ、エクリュ…などさまざま
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違和感なく、地味にならない「ベージュコーデ」のコツ

ベージュの色みの違い

ベージュのベースになっている色は、ざっくりと黄・オレンジ・赤の3種類。そこにグレーを混ぜてくすませた色です。そのため、たとえば黄味が強いベージュと赤味がかったベージュを合わせると“色のズレ”が起こり、まとまりなく見えることがあります。

上の写真は、私物のベージュアイテムを黄系・オレンジ系・赤系に分けて並べたもの。左上の黄系のベージュのニットは、そのすぐ下のパンツの方が自然にまとまって見えます。それに対し右側のパンツは、少し赤味が強く、色のズレが起きて違和感があるのです。

つまり、ベージュを使ったコーディネートは「ベースとなる色」を意識すると、統一感が生まれすっきり洗練された印象になります。

ベースの色を統一すれば「全身ベージュ」も失敗知らず

上下ベージュのコーデ

ニット、パンツ、ストールをすべてオレンジ系のベージュで統一。まとまりはありつつも、ストールを巻いたことで立体感がうまれ、のっぺりしません。

ベースとなる色が同じベージュで服をそろえているため、バッグはどの色でもOK。今回はパープルをチョイスし、アクセントとして効かせました。

ニット:無印良品
パンツ:ユニクロ
ストール:アソースメレ
バッグ:コマツマテーレ
スニーカー:コンバース