どんどん増える子どもたちの絵や工作などの作品。がんばってつくったものばかりだから、捨てづらいし、とっておきたいと思うものの、サイズや形も様々で置き場所や保管方法に困りがち。「ただ置いている」だけの状態にあるお宅も多いと話すのはESSE フレンズエディターで、整理収納訪問サポートをしているライフオーガナイザーのさいきかよこさん。増え続ける子どもたちの作品の省スペースな保存方法について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)メリットだらけのフォトブック化
学期末ごとに子どもが持ち帰る作品。1つひとつの作品は、子どもたちが一生懸命につくり上げたもの。そう思うと、「捨てる」のは心が痛むし、かといってそのまますべてを保存しておくと、とてつもない量になってしまいます。
しかし大量の作品を「ただ置いている状態」にしていては、見返して思い出にひたることもないだろうし、経年劣化していくでしょう。
そういったことから、わが家では子どもたちが生まれて初めて描いた絵をスタートに、1年間に描いた絵やつくった工作のほぼすべてをフォトブックにしています。
子ども一人につき、1年間に1冊。作品数が多いときだけ2冊に。毎年3月末頃、春休み期間中に私のルーティンの1つとして行っています。2人の子どもたちの1年分の作品量は、平面の紙ものや立体の工作も合わせて、ニトリのNインボックスのレギュラーサイズに2~3個分になりますが、最終的にA5サイズのフォトブック1冊にまとまります。
フォトブックにすることで、作品が劣化する前にいちばんキレイな状態で保存できますし、これまでの子どもの作品集を並べても必要な幅は約8cm。これから、毎年2冊ずつ増えても、かなり省スペースに保存することができます。
3月の習慣に!写真に撮って、アプリで簡単編集
フォトブックのつくり方はいたってシンプル。保管しておいた、1年分の作品をひたすら写真に撮ります。そのあとは、お好みのフォトブック作成アプリを使うだけ。アプリのなかで、撮影した写真を選んでいけば簡単に仕上がります。
コメントやデザインを入れるなど細かいところにこだわりたい人も、写真のみでシンプルに仕上げたい人も、どちらの方にもおすすめ。ページや写真の入れ替え、拡大・縮小などの調整機能など、アプリによって使い方は異なるようなので、使いやすいものを選んでみてください。
また、フォトブックの仕様やサイズも様々です。わが家は大きすぎず、小さすぎず、といったところからA5サイズに。バッグに入れてもかさばらないので、1年分の作品集として両親宅に持参し見てもらうことも。とても喜んでくれますよ。
現物保管してもいい!手放しやすさに変化
フォトブックにしたあとは、基本的に本体は処分します。そのなかでも、とっておきの作品だけは、フォトブックにしたあとも現物のまま保管。リビングに飾っていたり、子ども部屋に飾っていたり。クローゼット内においてあることもあります。
作品はフォトブックには残してあるので、劣化して「もう手放してもOK」と思えたタイミングで処分。
紙ものや立体の作品は経年劣化により、色あせたり、傷んでしまったりすることが多いですよね。写真に撮ってフォトブックにするのは、少し手間がかかるものの、キレイな状態でずっと楽しむことができます。
手軽に見返すこともできるので、子どもたちと一緒にゆっくり思い出話をすることも。本人たちも満足そうにフォトブックを見返してくれます。懐かしい思い出を省スペースにキレイに残すことができる、おすすめの方法です。今回の記事が参考になるとうれしく思います。