スペースが限られたキッチンはなるべくスッキリさせたいもの。ESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーのむらさきすいこさん宅のマンションのキッチンの広さは「3.5畳」。対面式キッチンの平均的な広さが4.5畳といわれているので、ややコンパクトです。しかし、3つの工夫をしたことでスッキリ暮らしを実現。今回は、むらさきさんがキッチンを広く使うために「やめたこと」を3つ紹介します。
すべての画像を見る(全8枚)1:水きりカゴを使うことをやめた
筆者宅のキッチンに水きりカゴを置くと、調理スペースの半分近くを占めてしまうことになります。洗った食器を置くアイテムは必要ですが、狭いスペースでの調理は思った以上にストレスに…。そこで水きりカゴを置くことをやめました。
水きりカゴの代わりに試したのは「あっちこっち水切りマット」という吸水マットです。これを使うことで、調理器具類を乾かす場所をしっかり確保しつつ、使わないときには畳んで収納できるため、スペースが広く使えます。
しかも、このマットはコップ1杯分を吸水できて、乾きやすいのがうれしいポイント。水きりカゴを使わなくなったことで、食器をすぐにふく習慣も身につき、キッチンがいつもすっきりして、気持ちよく使えるようになりました。
さらに、水きりカゴの管理から解放されたのも大きなメリットでした。
2.:大きな調理家電を使うことをやめた
子どもたちの成長に伴い、家族がそろって朝食を食べる機会が少しずつ減ってきました。そこで所有していた家電を見直し。
同時に複数枚のパンを焼ける大きめのトースターを手放し、単身者向けのコンパクトサイズのトースターに買い替えることにしました。
トースターの置き場所も、キッチンの背面収納のカウンターから収納場所を移し、使うときだけカウンターの上に。バラバラな時間に起きてくる家族が各自でパンを焼くシステムに変えました。
4~5杯分のコーヒーがつくれる大きなコーヒーメーカーは、壊れたタイミングで処分。大勢の来客時には市販のドリップバッグを使用し、普段は2~3杯のコーヒーをハンドドリップで淹(い)れるようにしました。
背面収納のカウンターから大きな調理家電がなくなったことで、調理中に皿を置いたり鍋を一時的に置いたりするスペースが増えました。家事効率が上がっただけでなく、混みあっていたカウンターもすっきり整頓され見た目もよくなったことに満足しています。