収納スペースが少なく、狭い玄関でも使いやすくするアイデアを紹介します。教えてくれるのは、小学生の子ども2人と団地で生活。「持たない暮らし」の情報発信や、片付けサポートの仕事をしているかさもさん。靴の収納方法や、外出時の忘れ物防止にも役立つ玄関の工夫について語ります。
すべての画像を見る(全5枚)1:置くものを厳選し、収納がなくても困らないように
私が住む団地の玄関は、もともとシューズボックスなどの収納がなく、引っ越した当初はとても困り、棚を買ったりDIYしたりしていました。
ですが、ミニマリズムと出合い自分と家族にとって必要最低限のもので暮らすようになってからは、靴も3人家族で年間6足になりました。季節外の靴は家の外の倉庫で保管し、玄関に置くのは私と2人の子どもが毎日履く靴3足のみに。玄関に収納スペースがなくても、困ることもなくなりました。
玄関近くのフックには、季節のアウターをかけています。服の定位置にしている押し入れまでアウターを持って行くのは少々手間ですし、玄関にアウターをかけておけば、外出時もさっと羽織れて快適です。
子どもたちのアウターは穴が目立ちにくいフックを壁につけて、帰宅後にかけるルールです。アウターが要らない季節はなにもない状態なので、余白が気持ちいいです。
ダウンコートの隣にかけてあるトートバッグには、冠婚葬祭用のバッグや季節外の家族の帽子を収納。このトートバッグは普段は使用していないのですが、息子が小さい頃にプレゼントしてくれた思い入れがあるものなので、収納アイテムとしてバッグに役割を与えています。思い出の品も、ただ持っているだけではなく、使ったり飾ったりして役割を与えたいと私は考えます。
2:毎日履く靴は、出しっぱなしOKにしてストレスフリー
子どもたちが学校へ行っているので、この写真では私の靴1足しか写ってはいませんが、普段は3足だしっぱなしです。
出しっぱなしにしないほうが、すっきり片付いた玄関に見えると思いますが、いちいち出し入れするのは面倒。靴をすぐ履ける状態、脱いだらそろえる程度にしているほうが、私も子どももストレスなくラクに暮らせます。収納は「こうしなければいけない」というルールはなく、家族みんなが使いやすいのがベストだと思っています。