実用的で、羽織るだけで華がでるストール。購入するとなると値が張ってしまうこともありますが、自分でつくってしまえば生地代だけで済んでしまいます。また、複雑なデザインの布を選んで手づくりすれば、シンプルな巻き方でもおしゃれに見えちゃうんです。小物使いでも定評のある、メガネと帽子専門のスタイリスト里和(さとわ)さんに、簡単なつくり方と、こなれた巻き方を教えてもらいましょう!

ストール
おしゃれな布を選んでストールを手づくりすれば、簡単な巻き方でもこなれて見える!
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上下を縫うだけで完成。フリンジをつくるアレンジも

ストール
数々の自作ストール。上下を縫うだけで簡単にでき上がり。

「ストールを自分でつくるなんて無理…」そんな声も聞こえてきそうですが、じつはとっても簡単なんです!

少し乱暴かもしれませんが、考えようによってはストールって一枚の生地。生地屋さんで好みの生地を購入して、端をただ縫うだけでできちゃいます。(生地によっては縫う前に水通しが必要なものも。詳しくは、生地屋さんで確認してくださいね)

ストール

縫う場所ですが、ハサミを入れた上下の2か所のみ(左右両端はほつれないのでそのままでOK)。3つ折りにしてミシンで一直線に縫うだけです。たったこれだけで簡単ストールの完成です。

フリンジ

アレンジとして、あえて糸をほつれさせてフリンジをつくるのもおすすめ。ちょっと大変ですが、ただ糸をほどいていくだけなので、テレビを見ながらでもできますよ。

ストールにおすすめな「生地選び」のポイント3つ

ストールにするには生地選びが重要。ポイントを3つご紹介しますね。

●1:布の幅

生地屋さんなどで売られている生地幅は「シングル幅」「普通幅」「ダブル幅」の3種類。ストールづくりに向いているのはこの中の「ダブル幅」(W巾と書かれてたりもします)のものです。140cm~180cm幅の生地で、ウール地などに多いです。ストールは正方形に近いと使いやすいので、横幅と同じ分をカットしてもらいましょう。

●2:生地の厚み

厚みがあると重くなりがち。それに巻くのもままなりません。「コートにするには薄いなぁ」と感じるぐらいのものが良いですよ。

●3:柄が素材がミックスされてる生地を選ぶ

無地がダメというわけではありませんが、柄がある生地や、素材がミックスされている生地の方が、巻いた時にアクセントになりコーディネートがしやすいのでおすすめ。また、上半身にアクセントがくることでスタイルアップ効果も期待できます。