ホコリの蓄積が目立つ冬場。元小学校家庭科教諭で、家事に関する著作もあるブロガー・よしママさんによると、おうちにある「眠っているストロー」と「掃除機用のすき間ノズル」を使えば、掃除機では届かないすき間の汚れも取れるようになります。家電の裏や家具のすき間、サッシレールなど、手が届きづらい場所にも効果的。手間をかけずに「すき間」をきれいにしてみてはいかがでしょうか。
すべての画像を見る(全8枚)忘れがちな「すき間掃除」はストローにお任せ!
汚れのなかでも、常に空気中に漂い、日々汚れが蓄積しやすいのがホコリです。ホコリは吸気口など空気の流れがある場所に集まりやすく、一旦すき間に入ると、付属の掃除機ノズルではなかなか吸い込めません。これが掃除の悩みの種。
大掃除でしっかり掃除をしたつもりでも、ホコリは待ったなしで再び蓄積します。とくに冬は、ダニの死骸だけでなく、カーペットやひざかけなどのファブリック類が増えるため、ホコリがたまりやすい季節。そんなすき間にたまったホコリを一気に掃除できる便利な掃除アイテムを紹介します。
すき間掃除に。便利道具のつくり方
使用するのは、「掃除機用のすき間ノズル」です。このノズルに合わせて、ストローを10本ほど束ねて入れます(いちばん上の写真参照)。ストローノズルを作成するのに、曲がるストローを今回は利用。蛇腹(じゃばら)部分は真っ直ぐにしたまま、掃除本体側に入れてからガムテープでとめています。
ガムテープでしっかりつけ根に止めたら、先を少し斜めにはさみでカット。このとき、ガムテープをしっかり取りつけないと、ストローが中に吸い込まれることがあるので、強めに固定してください。作成したストローノズルを掃除機に取りつけたら完成です。
ストローが長すぎて広がってしまうときは、先の方を輪ゴムで束ねると広がりません。
これなら掃除機ノズルが入らなかった場所でも、ストローを使用することで細かいすき間にフィットして奥まで届きます。吸い込み口も小さくなるので、ストロー口より大きな物なら小物を誤って吸い込んでしまうことも予防できますよ。
また、砂ボコリなど、ヘッドが汚れそうで掃除ができなかった場所も、ストローノズルを設置すれば、使用後は捨ててしまうので掃除が可能。吸い込む力が強いので、弱モードで掃除することをおすすめします。
ストローノズルの使い方
ここからは、場所別に使用方法を紹介していきます。
●家電の吸気口とフィルター
ホコリは1年じゅうたまるので、小まめなお掃除が必要です。とくに家電の裏はホコリがたまりやすいやすく、気がつきにくい場所。
HDDレコーダーなどの裏は、コンセントやコードがたくさんあり、細かいすき間が多いので、このストローノズルを使えばしっかり掃除することができます。
冷蔵庫の裏もホコリがたまりやすく、掃除するとかなりスッキリ! 吸気口についているフィルターも掃除ができますよ。除湿器や加湿器のフィルター、エアコンのフィルター、24時間換気システムなどが代表的。今の季節は、使用頻度が高いファンヒーターの裏は、重点的に掃除したい場所です。
吸い込む力が強すぎると、誤ってフィルターまで吸い込む可能性があるので、まずは弱モードで目立たない場所で試してから掃除しましょう。
●手が届かないすき間
大物家電や家具は、動かしにくく、周りにホコリがたまりがちです。ストローノズルがあれば、すき間掃除用のアイテムがなくても、手の届きにくい場所の掃除も可能になります。
たとえば、洗濯機の下は髪の毛や綿ボコリがたまりやすいのですが、掃除機では床とのすき間には届きません。しかし、ストローノズルを使えば、すき間に入り込んで簡単に汚れを取ることができます。
長い髪の毛はストロー付近でまとまりやすいので、吸い込みが悪くなったら汚れのかたまりを手で取り除きましょう。先を少しハサミでカットすることもできます。
●サッシレール
サッシレールの砂ボコリは、掃除機に傷がつくことがあるので、なるべく掃除したくない場所。ですが、ストローノズルなら掃除機を傷つけずに掃除ができます。
サッシレールが乾いた状態のときに、レールにフィットさせて優しく動かすだけできれいになります。無理に動かすとレールに傷がつくので、ゆっくり動かすのがコツです。