使いやすいキッチンをつくるアイデアを、北海道で1LDKの賃貸物件でひとり暮らしをしているERIさん(現在50代)が紹介します。もともと料理が苦手でしたが、収納の仕組みなどを整えたことで台所に立つ時間が楽しくなったそうです。詳しく語ります。
すべての画像を見る(全8枚)調味料は「見せる収納」で取り出しやすく管理もラクに
もともと料理が得意ではない私は、自分が料理を楽しんでできるように環境を整えることから始めました。賃貸住宅の窓もない狭くて使いにくい昭和風なキッチン。「少しでも使いやすく、楽しくする」をテーマに見直すことに。
キッチンの収納スペースはシンク下くらいしかなく、調味料類は引き出しにしまっていました。引き出しからその都度出し入れするのが地味にストレスでしたし、ストックも管理しにくいため、まだ残っている調味料を買ってしまうこともしばしば。
そこで、DIYでキッチンの壁全面に棚をつくりました。そこによく使う調味料などを並べることで在庫確認がしやすく、使いたいときにさっと取れるように。
“当たり前”を見直して長年の習慣もアップデート
キッチンの掃除も簡単にできるように、段差などを極力減らし、とくに汚れやすいガスコンロの周りなどはにおい予防を含め清潔に保てるよう、こまめな掃除も心がけています。以前住んでいた物件で掃除を怠っていたため、退去時に泣きをみた経験も生かされています(笑)。
掃除用の古布は、使うときにサッと取れるように切ってキャニスターの中にストックしています。
食器洗いの水切りカゴも小さめサイズに変えたことで、キッチン全体の使い勝手に変化が。
水切りカゴを小さくすることは最初抵抗がありましたが、キッチンに置きっぱなしだったこれまでよりも、キッチンを広く使えるようになったことで作業がしやすくなりました。食器を洗ったらすぐふく習慣もできて、キッチンの中のスペースも広がりました。
使い終わったカゴを干しておけるのも衛生的でいいなと感じるポイントです。
朝は出かける前、夜は寝る前にキッチンをリセットするようにしています。帰宅後や起床後など数時間ぶりに見たときにキッチンが片付いていると、さまざまな行動がしやすいです。