ワードローブを厳選し、使いやすいクローゼットをつくるコツを紹介します。教えてくれるのは、肌や目、唇などの色から似合う配色や服の素材のアドバイス、パーソナルスタイリングを行っている河村純子さん(現在50代)。クローゼットをすっきり整えるために心がけていることについて語ります。

河村純子さんのクローゼット
ワードローブを厳選し、使いやすいクローゼットに
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少ないアイテムでもおしゃれに。クローゼットの整え方

仕事柄“衣装持ち”と思われがちですが、私のワードローブはそれほど多くありません。日々インスタグラムにアップしているコーディネートをよく見ていただくと、年中ほぼ同じアイテムを着ているのがわかると思います。

そんな私のクローゼットは幅150cm・奥行き55cmと、ごく一般的なサイズ。ワードローブはこの中にアウターまですべて収まっているので、衣替えの必要もありません。

以前は大きなクローゼットに憧れもありましたが、今はシンプルでお気に入りばかりのこのクローゼットに満足しています。そこで今回は、私がクローゼットを整えるうえで心がけていることを3つ紹介します。

1:自分に似合うベーシックカラーをそろえておく

河村さんベーシックカラー

ベーシックカラーは基本的に色みが強くないので、どなたも工夫次第で着こなせますが、より似合うベーシックカラーを知っていると、少ないワードローブでおしゃれがかなうので便利です。

私のカラーコンサルでは、「イエベかブルベか」よりも「赤みがいるタイプかいらないタイプか」を意識して、その人に似合うパーソナルカラーをアドバイスしています。簡単に言うと、「ベージュ・ブラウン派」か「グレー・ネイビー派」のどちらかです。私の場合は、ベージュ・ブラウン系をトップス、ボトムスともにそろえています。

ベーシックカラーのアイテムをワードローブの軸にすると、合わせる小物は何色でも違和感なくまとまり、アイテム数が少なくても印象チェンジが可能に。

2:マイ定番の「セットコーデ」をつくっておく

河村純子さんお気に入りコーデ

自分にとって「お気に入りの組み合わせ」なら、ワンパターンでも気分が上がりますし、バリエーションはそこまで必要ないと思っています。

冬は柄スカートやシンプルなワイドパンツにハイゲージのニット、夏はシンプルなTシャツやノースリーブニットが私の定番の組み合わせ。そこにキレイめな靴とバッグを合わせたり、スカーフなどの小物で変化をつけて楽しんでいます。