近年話題になっている「新NISA」。インフレが進むと、預貯金だけでは資産は目減りする一方になります。そこで今回は新NISAを使って、じっくりお金を増やすための黄金比を、家計再生コンサルタントの横山光昭さんに教えてもらいました。新NISAを始めようか悩んでいる人はぜひ、参考にしてみてくださいね。
すべての画像を見る(全3枚)迷うより始めたもん勝ち!新NISAで積立投資
物価が上昇するなか、「同じ予算で、買えるものの量が減った」と感じている人は多いはず。「これは、実質的にお金の価値が落ちたということ。定期預金など、0・数%の預貯金だけでは、インフレに勝てません。老後の安心のためにも、今こそ投資にトライを」と、横山光昭さん。
おすすめは、ひとつの商品で分散投資ができる投資信託での“積立投資”。自分の資産状況に合わせて、投資先の黄金比を紹介します!
貯蓄の程度で変わる…新NISAの「黄金比」
そもそも投資は余裕資金で行うもの。月収7.5か月分の生活防衛費(急な出費1.5か月分+ピンチ対応半年分)の貯蓄と、教育費など近々使う予定の貯蓄がある人は投資に全振りでもOK。ない人は少額から始めて。
●【貯蓄あり】投資に全振りして満額の月10万円でもOK
月に何万円も投資できるなら投資先を分散させよう
生活防衛費があるなら、月の限度額10万円まで積極的に投資しても。
「『全世界』をベースに、複数のインデックスファンドを組み合わせて投資対象を分散。投資対象を分散させることで、売却時の選択も広がります」
●【貯蓄なし】貯金を優先し、無理のない範囲で投資
【初心者にもおすすめ】全世界株式一択でまずは投資に慣れていきましょう
直近で必要な資金の貯金を優先して、投資は無理のない範囲、月3000~5000円程度でトライを。
「投資先は、安定感・信頼感が高い『全世界』一択で。投資に慣れていない人も、まずは『全世界』で少額ずつ積み立てて、投資に慣れてみてください」