今後も使うために保管した洋服でも、新しく買った服との相性が悪く、着ないことがままあります。そんなときは仕分けついでに買い取りに出すと、部屋だけでなく心や金銭面にも余裕ができます。ここでは「衣類を手放すタイミングや準備期間」を、元祖節約主婦として知られる、カウンセラー・エッセイストの若松美穂さんに聞きました。
すべての画像を見る(全3枚)洋服を売るなら季節の変わり目に
少し涼しくなった先日、秋冬物の服を売りにリサイクルショップへ行きました。正直なところ、金銭面ではなく、気持ちと部屋の整理が目的。そのため、服の状態がよくない場合は、手間をかけて持ち込んでも買い取ってもらえないため、処分を優先します。
しかし今回に限っては、家族全員の着ない服がかなりきれい。さらに、リサイクルショップの買い取り価格が季節始めで20%アップだったこともあり、持ち込んでみることにしました。
ちなみに秋冬物を持ち込むのなら「衣替えが始まる今の時季がいちばんよい」と、リサイクルショップの店員さんがおっしゃっていました。それを聞き、母までも「洋服を見直そうかな」とひと言。片づけのちょっとした刺激になったことがうれしいです。
結果は、計20点の買い取りで4128円獲得。片づいた記念に、ご褒美まで購入できました。ありがたいですね。ちなみに、買い取りできないと戻されたのは洋服1点だけでした。
リサイクル希望の服は半年前から整える
買い取りに出すにあたり、ひと工夫しました。じつはこの衣類、最近仕分けたものではないのです。春のうちから秋冬服を整理し、きれいにまとめて、持っていくだけの状態に準備しておきました。
ゆっくりと整理を進められただけでなく、涼しくなったと同時に持ち込むことができたので、半年前から用意していて正解でした。最終チェックで、靴箱やウォークインクローゼットを軽く見直し、さらに数点追加も。
予想以上の買い取り価格に驚き
それなりの値段がついたのは、
・本皮のブーツ。年齢的に重い靴はもういらない、と夫が手放しました。
・きれいめのワイドパンツ。
・紺×グレー、パーカーつきのロングコート。もう6~7年以上前のものです。今の私にはボリューム感が出て着づらいと感じました。
さらに意外だったのは、娘が大学生の頃によく着ていたノーカラーコーデュロイジャケット。元の価格もさほど高くないうえに使いこんでいましたが、想像以上の値段がついて驚きました。紫色や衿なしデザインが、今の流行に合っていたのかもしれません。
そのほかの商品は、10~100円ほどで売れました。