もし引っ越しが決まったら、次の家で家具は使える? なにかを手放す? そんな迷いが発生してしまうもの。転勤族の夫とともに 3~4年に一度は転勤のため引っ越しをしているという、blog「まめ's HOME」の管理人・まめ嫁さん。「絶対に捨てない」ものと「手放していいもの」は分けていると言います。まめ嫁さんのものの持ち方について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)【捨てないもの】大型家具や思い入れのあるもの
今の自分にとって必要なもの、思い入れのあるもの、大切にしているものは何回引っ越しをしても手放しません。現在は転勤先の東京でマンションを借りて住んでいますが、もともとのもち家は関西にあります。
夫の辞令が出てから引っ越しまでの期間は約1か月。その間に引っ越し先の物件を決め、引っ越し業者に依頼し、荷造りをしなければなりません。頻繁に引っ越しをする人の中には最小限しかものをもたない人もいますが、私たちは比較的ものの量が多いほうなので、引っ越しをするたびに「こんなにいらないものがあったの?」と驚きます(笑)。
でもその中で絶対に手放さないものは、もともとのもち家のサイズに合わせて購入したソファやダイニングテーブル。わが家のイメージに沿って描いていただいた絵画、それと結婚当初から育てている鉢植えなどは、必ず転勤先でも使っています。家探しも、それらの家具が最低限入る物件を選ぶようにします。
【捨てないもの】ライフステージや生活に寄り添う家具
年齢によって必要な家電やそろえておく道具は変化すると思います。白物家電などの大きなものはもちろん捨てませんし、自分たちの暮らしの変化に合わせられるフレキシブルな家具も捨てません。
たとえば、キッチンで家電を乗せて使っているシステムラックは、家電の大きさに合わせて棚の位置(高さ)を調整できるところにメリットを感じて購入したものです。私はキッチン家電やキッチン雑貨が大好きなので、必要に応じて買い替えや買いたしを行います。電子レンジやトースター、炊飯器などは買い替えによってサイズが異なることも多々あります。自分のライフスタイルやライフステージにフレキシブルに対応してくれる家具は、余程のことがない限り捨てませんね。
●家電の箱とタンスは、じつはわが家では重宝しています
ちなみに、昨今タンスを持っている人って少なくなってきているかもしれませんが、タンスは中身を入れたまま運んでもらうことができるので、わが家では捨てずに重宝しているんです。引っ越しは何回しても毎回とても疲れるから、まだ使いまわせるものは積極的に使いまわすなど、普段からできるだけシンプルに荷づくりを行えるような生活スタイルを意識しています。
たとえばカーテンは毎回買い換えるのは手間なので、必要に応じて手直しを加えて使いまわします。だから今も、じつは少しカーテンの長さが微妙にたりていないんですけれどね(笑)。
また、私の場合は家電購入時の箱は緩衝材とともにとっておくようにしています。そうすればサイズに合わせた入れ物を毎回探す手間も省けますし、なによりテレビや電子レンジ、炊飯器などの衝撃に弱い精密機器が破損してしまうリスクが減ります。
家電の箱って捨ててしまうことも多いと思うんですが、もし引っ越しが決まっていて置き場所に余裕があるならば、とっておくと便利です。