旅行ジャーナリストの小野アムスデン道子さんが、世界じゅうを巡って出合った「名店の味」をレポート。家でも意外と簡単に再現できるレシピを紹介します。

今回は、アメリカ・ミシシッピ川を臨むイリノイ州のリゾートで教えてもらった、夏向けの「スイカのカプレーゼサラダ」です。

スイカのカプレーゼサラダ
スイカとトマトの赤とジェノベーゼの緑、彩りもきれいな夏向きのサラダ
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スイカを使ってさっぱり!アメリカ本場のカプレーゼサラダ

19世紀のレンガ造りの建物

イリノイ州のガリーナは、シカゴから車で約3時間で行ける街。雄大なミシシッピ川と、19世紀のレンガ造りの建物が並ぶかわいいダウンタウンが特徴です。

庭に現れたうさぎの様子
ミシシッピ川を望むホテルの庭にはかわいいウサギも!

今回お邪魔したのは、ミシシッピ川を臨む瀟洒なベッド&ブレックファスト「ゴールドムーア・イン Goldmoor Inn」。

シェフズテーブル席の様子

ここにはシェフズテーブルの席があって、シェフが目の前でいろいろと解説しながら料理をつくり上げてくれます。

イケメン・シェフのロバーツ氏
イケメン・シェフのロバーツ氏は、全米に展開する有名なレストランマコーミック&シュミックの出身

シェフのジョシュア・ロバーツ氏に、夏にぴったりのへルシーな「スイカのカプレーゼサラダ」のつくり方を教わりました。スイカのほのかな甘味とトマトの酸味に、ジェノベーゼソースとチーズがコクをそえて、夏の前菜にぴったりです。

●スイカのカプレーゼサラダ

スイカのカプレーゼサラダ

【材料(1人分)】


・ブッラータチーズ 110g(モッツアレラチーズで代用可)
・赤タマネギ(5mmの輪切り) 4切れ
・トマト(輪切り) 2切れ
・スイカ(トマトと同じくらいの大きさに切る) 2切れ
・バジルペースト 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ1
・バルサミコ・リダクション 大さじ1
・塩(できれば海塩フレーク) 小さじ1/2
・粗挽きブラックペッパー 1/4
※バルサミコ・リダクションとは、バルサミコ酢200cc、ハチミツ大さじ1を焦げつかないように注意しながらとろみが出るまで煮つめたもの

【下準備】

赤タマネギのピクルスをつくる。赤タマネギは5mmの輪切りにし、酢150cc、水100cc、砂糖大さじ1.5、塩小さじ1、ローリエを鍋に入れ、煮立ったらタマネギを入れてひと煮立ちさせる。冷まして一晩冷蔵庫で寝かす。

【つくり方】

(1) トマトには塩コショウ、スイカには塩を軽くふっておく。
(2) スプーンの背でバジルペーストを皿に広げ、真ん中にチーズを置き、軽く塩・コショウをふる。
(3) チーズの上に赤タマネギのピクルスのスライスをのせる。チーズの横にスイカをいちばん下にして、トマト、スイカ、トマトと重ねて置く。
(4) バルサミコ・リダクションを皿全体に細くたらして回しかける。
(5) オリーブオイルを皿のあいている部分に細くたらして回しかける。バジルを飾ってでき上がり。

旬のスイカを前菜として味わえるサラダ、ぜひお試しください。