炊飯器は便利ですが、手放してみるとキッチンのスペースが有効活用できて、手入れもラクになるなどメリットも多いようです。ここでは、整理収納アドバイザーとして、暮らしに役立つ情報や片づけのコツを発信するhanaさんのケースをご紹介。炊飯器を手放なそうと思ったきっかけや、鍋炊飯のコツなどについて語ります。
すべての画像を見る(全7枚)炊飯器を手放そうと思った理由と、手放すまでにしたこと
炊飯器はとても便利ですが、内釜やフタ、蒸気口などパーツが多く、清潔に使い続けるためにはお手入れが大変だなと感じていた私。また、炊飯器自体も大きいですが、蒸気を逃すために上側を開けておかなければならず、広いスペースが必要なことも難点でした。
そこで、長年使った炊飯器の買い替えを検討するタイミングで「炊飯器を手放してみよう」と思い立ったのです。
とはいえ、いきなり炊飯器を手放すのは不安でした。そこで、まずは炊飯器を手元に残しつつ、「鍋炊飯」の練習を始めました。最初は水や火加減が難しく、かためのご飯になってしまったり、焦がしてしまったり…。ですが、調整を繰り返して3回目にはふっくらおいしいご飯が炊けるように!
そして、3か月間鍋炊飯を続け、自信がついたところで、ついに炊飯器を手放す決心がつきました。
炊飯器を手放して感じたメリットとデメリット
炊飯器を手放して最初に感じたのは、キッチンが広々とすっきり片づいたこと。カウンターの上の大きな家電がひとつ減るだけで、こんなにも空間が生まれるのかと驚きました。
また、鍋炊飯は洗うのがとてもラク。使うのは鍋とフタだけなので、細かいパーツを外して洗う必要がありません。食器洗いのついでにサッと丸洗いするだけなので、時間と労力の節約になります。
そしてなにより、鍋だとお米がふっくらツヤツヤに炊き上がり、ご飯がとてもおいしく感じます。家族からも「おうちのご飯がいちばんおいしい!」と言われることが増え、うれしくなりました。
もちろん、デメリットもあります。いちばんは予約炊飯ができないこと。忙しい朝や外出から帰ってきたとき、ご飯が炊けていないことを少々不便に感じることもありました。
ところが、鍋炊飯は浸水さえ済ませておけば、約15分で炊けるので、待ち時間はそれほど長くありません。炊いている間にほかの料理の準備をすれば、15分なんてあっという間。私にとっては大きな問題ありませんでした。また、多めに炊いて冷凍ご飯を常備しておくことで、イレギュラーにも対応できます。