6~9月の時季はとくに、スーパーなどでよく見かけるピーマン。ピーマンと言えば、炒め物や肉詰めなど、火を通して食べることが多いのではないでしょうか? じつは生で食べてもおいしいので、まだ気温の高い時季は生食がぴったり。農家の娘として旬野菜レシピについて発信しているセリナさん(フォロワー4.7万人)に、新鮮なピーマンの選び方と、簡単なレシピを教えてもらいました。

肉づきのいいピーマン
そのままでもおいしいピーマン。新鮮なものの見極め方は?
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おいしいピーマンの選び方

ピーマンはつやとハリがあるものが新鮮な証拠です。表面シワがあるものは収穫から時間が経っている可能性があるので注意してください。

鮮度が落ちると苦味が増すことがあるため、生で食べる場合は早めに食べてくださいね。

●綿や種も食べられる

ピーマンの綿や種を捨てることが多いと思うのですが、じつは丸ごと食べることができます。

綿や種は実と比べると苦味がありますが、実より栄養があるとも言われており、この苦味も炒めてしまうとあまり気になりません。炒め物にするときにはぜひ丸ごと使ってみてください。

●苦味は切り方で軽減できる

また、ピーマンの苦味は、切り方によって抑えることが可能です。

ピーマン切り方

このようにヘタからお尻に向かって縦に切ることで苦味が出にくいです。

鮮度が落ちていればヘタや種から黒くなりやすいので避けた方がよいですが、新鮮であればヘタも食べることもできます!

●ピーマンの栄養素

ピーマンは栄養価が高いことでも知られていますが、とくに老化防止や免疫力アップ効果があるとされる、ビタミンCやβカロテンなどが多く含まれます。

βカロテンは油と摂ることで吸収力がアップしますが、ピーマンはなんといっても生で食べられるのがうれしいところ。暑い時季におすすめの生で食べられる簡単レシピを紹介します。

旬のピーマンを生でいただく、簡単レシピ

ピーマンラペ

火を使わず完成するので、あと一品という時にもさっとつくることができます。ピーマンのシャキシャキ食感がたまらない、さっぱりといくらでも食べられる一品です。

●ピーマンラペ

【材料(2人分)】

  • ピーマン 4個(できるだけ新鮮なもの)
  • A[酢大1、レモン果汁大1/2、はちみつ小1、塩小1/4、オリーブオイル小2~大1]

【つくり方】

(1) ピーマンはヘタとタネを取り、食感を良くするため、中の筋の部分も取り除く。

(2) ピーマンを千切りにする

(3) 千切りしたピーマンを冷水(氷水)に5分ほどさらす。

※ ピーマンをシャキッとさせるためと、ピーマンの苦味をとるために行います。

ピーマンをあえる

(4) ボールに(A)を入れよく混ぜ、水気を切ったピーマンを入れて混ぜ合わせる。

(5) 冷蔵庫で30分以上寝かせたら完成。

※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、早めに食べるようにしましょう