幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。


<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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40歳を前に、自分の時間をつくることを決意!コーヒーの時間を楽しみたい

毎日毎日、朝の時間というものは、恐ろしいほどあっという間に過ぎてしまうもの。「せめて、週末の朝だけはコーヒーを淹れながら、ゆっくり過ごしたいなぁ…」なんて思いつつも、妄想で終わってしまっていました。

そんな日々をずっと過ごしていた私ですが、40歳を目の前に、“こんな生活がずっと続いていてはだめかもしれない…!”と。「自分の時間」を少しずつつくっていこうと決めました。意識的につくっていかないと、忙しいお母さんに“自分の時間”なんて、永遠にこないんですよ! きっと。

まず手始めに取り入れたのは、ずっと封印していた「コーヒーをゆっくりと淹れる」ということ。でも、いざ再開しようと思うも、細い注ぎ口のヤカンがない! つい最近買い替えた、今のヤカンは注ぎ口がコーヒーには向いていないし…。でもヤカンは2つもいらないし。

ドリップカップ350ml

そんなときに見つけたのがコレ! ネットでドリップカップを探して、ニトリにちょうどよいものがあることを知りました。「ドリップカップ350ml」です。

2000円でおつりがくる、お手頃価格もうれしいところ。これなら、ヤカンを買いたさなくてもいいし、なにより注ぎ口がとても細いので、丁寧にコーヒーを淹れるのにぴったりでした。さらにとコンパクトなので、片づけもラクラク。でも、私はそのままキッチンに置きっぱなしにしていますが…(笑)。

そのままキッチンに置きっぱなし

そして、コーヒーを淹れる際にもうひとつうれしいのが、おいしいコーヒー豆を探すという楽しみが増えたこと。コーヒー豆にはあまり詳しくないのですが、私はどちらかというと酸味のあるコーヒーが好き。「どの豆がいいと思いますか?」とお話しながら、コーヒー豆を選ぶのがとっても楽しくて幸せな時間になりました。

私の大切な時間

好きなコーヒー豆を買いに行く、コーヒーを淹れる、という時間。これから、私の大切な時間になりそうです。

【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiro を始める。 著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。