使う場所で手に取りやすく収納でき、暮らしの動線や掃除のじゃまにならない浮かせる収納。その代表格・つっぱり棒が再注目されています。おしゃれなつっぱり棒を続々とヒットさせ、「つっぱり棒博士」としても活動する竹内香予子さんの自宅で、新しいテクニックをのぞき見してきました。

つっぱり棒を100本以上活用して暮らす竹内さん
つっぱり棒を100本以上活用して暮らす竹内さん
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見せる収納も、隠す収納もつっぱり棒なら気軽にできる

3LDKの中古マンションで、100本以上のつっぱり棒を使って暮らす竹内さん。縦横大小あらゆるタイプのつっぱり棒を駆使し、おしゃれに、使いやすくアレンジしています。

「つっぱり棒なら、使いたい位置に自由自在に収納をつくれて、ライフスタイルに合わせていつでも変えられるのが魅力です。すっきりおしゃれに見せたい場所はシンプルに飾ったり、カーテンをつって目隠しをしたりと、メリハリをつけられるのも便利です」

つっぱり棒博士が実践!最新の活用テクニック3つ

竹内さんのお宅で実際に使われている「つっぱり棒テク」を大公開します。

●1:縦つっぱり棒でキッチンにタブレット立てを設置

つっぱり棒やつっぱり棚を使い、好きな場所に棚を設置。使う場所のあサイズに合わせられるのも便利です。

縦つっぱり棒でキッチンにタブレット立てを設置

キッチンの調理台に縦つっぱり棒を設置し、イメージどおりの位置に棚をセッティング。

「棚にキッチンツールを置けば手に取りやすく、調理台は広々使えます。タブレットを置く場所も確保でき、ジャストな場所に照明もつけられました」

●2:つっぱり棒カーテンで憧れのクローゼットが誕生

つっぱり棒で空間を仕切ることで、限られた場所も有効に使えます。部屋全体をつっぱり棒とカーテンで仕きれば、憧れのウオークインクローゼットだってつくれます。

5畳の部屋につっぱり棒カーテンを使ったら、クローゼットが誕生

5畳の部屋の中央につっぱり棒を渡してカーテンを下げ、手前はワークスペース、奥はウオークインクローゼットに。収納のない部屋に大型のクローゼットが誕生しました。

「カーテンを閉めれば、仕事もはかどります」

●3:玄関棚は「かける・つるす」で出し入れしやすく

よく使うものはつっぱり棒にかけたり、つっぱり棒とフックでつるしたりすれば、いつでもサッと取れて、戻すのもラクラク。

玄関のつくりつけ棚の「前後上下」をつっぱり棒でくまなく有効活用

玄関のつくりつけ棚の中は、雨グッズの収納場所に。

「もとからあるポールに加え、つっぱり棒を3本つけて、手前に傘、奥上に帽子をつるしています。奥下にはカゴを通してレインコート入れに」

ものが見やすく、出し入れもラクラクです。

※ つっぱり棒を壁や天井に設置する際は、支えとなる間柱のある場所に設置するようにしてください。コンクリートの壁や天井の場合は場所を選ばず設置できます。

※重いもの、とがったものをつるす場合は、フックやバーなどの耐荷重を確認してください。また、お子さんがケガをしないよう、設置する場所にご注意ください。

※コンロなど、高温になる器具の上に設置しないようにしましょう。

※取りつけの際には耐荷重に注意し、また地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう。

 

ESSE10月号では、つっぱり棒同様、再注目されている磁石を活用した「マグネット収納」での整理整頓術も紹介しています。部屋が狭くても、ものが多くても自由に収納できる「つっぱり棒&マグネット収納」をぜひチェックしてみてくださいね!

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