強い日差しや髪を洗う回数が増える夏はヘアカラーの色の落ちが気になることも。女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんに、夏終わりのヘアカラーのコツを聞きました。50代の読者をモデルに紹介します。
すべての画像を見る(全3枚)紫外線、エアコン、シャンプーでカラーリングの持ちは悪くなる
さとゆみ:今年の夏は本当に暑いですね。個人的に、今年の夏は汗だくになってシャンプーする回数が多かった気がして、カラーリングも落ちやすかった気がします。
八木ちゃん:それは多分気のせいじゃなくて、紫外線の影響、エアコンの乾燥、シャンプーの回数が増えることなどで、カラーリングの持ちは悪くなるんですよね。
さとゆみ:残暑が落ち着いたら、ひとまずカラーリングしたい! って気持ちです。
夏終わりは「全頭カラーリング」がおすすめ
八木ちゃん:普段は伸びた部分だけリタッチするのがおすすめなのですが、夏終わりは全頭をカラーリングしてもよいかなと思います。
さとゆみ:どうして?
八木ちゃん:まずひとつは、先ほどお話ししたように、毛先の色が抜けきっていることが多いこと。もう1つは、秋に向けてカラーチェンジがおすすめの時期だからです。
さとゆみ:たしかに、今からカラーするのだったら、秋服を着ることを考えて色選びしたほうがいいですよね。
八木ちゃん:いつもよりカラーの明るさを1トーン下げるだけでも、秋っぽいツヤやかさが出たりします。
そして、その次のカラーリングのときは、リタッチとトリートメントを組み合わせるなどして、髪に負担の少ないヘアカラー計画をしてくださいね。
さとゆみ:夏のダメージ毛をいたわりつつ、秋に向けての準備ですね。
八木ちゃん:はい。この時期は頭皮が日やけしていている方もたくさんいらっしゃいます。ひどい方だと皮がむけたりカラーリングのときにしみたりすることもありますので、お出かけの際には肌だけでなく頭皮と髪の日やけ対策もしていただけたらと思います。
まだまだ暑さが厳しい日が続きそうなので、日傘や帽子などを忘れず、秋以降のカラーリングを考えてみてください!
連載をまとめた『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)では、さとゆみ&八木ちゃんが大人の女性の髪にまつわる悩みや、いまさら聞きにくい素朴な疑問をわかりやすくたっぷり解決しています。