片づけても片づけてもすぐに散らかる。その原因のひとつは「夫や子どもが散らかすから」。これでは、片づける気力もしぼんでしまいます。

ポイントは、家族にも協力してもらわないと、と発想を切り替えること。ここでは人気インテリアブロガーGeminiさんに、具体的な方法を聞きました。

家族みんながわかる収納でフルタイム勤務でも暮らしがスムーズに

女性と子ども二人
家族の協力でリビングはいつもすっきり!
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フルタイムの仕事と育児で、かつては毎日手いっぱいだったGeminiさん。フルタイム勤務で忙しい毎日のなか、家をきれいに保つには自分ひとりの力じゃ無理! と限界を感じたそう。

そんな日々が変わったのは、ものの配置をじっくり考えたことがきっかけと言います。

「もともと片づけが苦手だったのですが、自分の負担を減らすには家族にも協力してもらうしかないと思って。夫や子どもに意見を聞きながら“使う場所に使うものを置く”を徹底してみたんです」

日用品はリビングの棚、洗濯関係のものはベランダの近くなど、定位置はすべて動線上に。ラベルをはったり、子どもの手が届く高さにものを置いたり、家族が動きやすい収納に変えていったそう。
「いつの間にか、自分が動くことがどんどん減り、暮らしがスムーズに回るようになりました」

生活必需品が多いリビングルームは家族にわかりやすい定位置づくりを

家族のもののほとんどが集まるリビング。ものの定位置をつくり、みんなで管理しています。

●日用品は1か所にまとめてラベリング

白い棚にしろの収納ボックス

薬、文房具など家族が使うものや、保存したい書類は、ジャンルごとにケースやファイルに収納しリビングの棚に。

「中に入っているものの名前をラベルではり、ひと目でわかるようにしました」

白いボックスに小物類3つ

左からラべリング用品、電気小物、封筒類。棚のいちばん上に置いています。

白いボックスにティッシュ、お薬類

薬を入れたケースとマスクやティッシュなどの衛生用品を入れたケース。

白ボックス引き出しと手

子どもが使うものやよく使う文具など細かいものは取り出しやすい中段の引き出しに。

●学用品専用の棚をつくり子どもが自分で管理

男の子ランドセルしまう

ランドセル、上着、ハンカチなどの学校の持ちものはひとまとめに。

「リビングの一角に“身仕度棚”をつくったら子どもの朝の準備がスムーズになり、忘れ物が減りました」

茶色のランドセル

引き出しの中はハンカチやマスク、ヘアゴムなど。右側は長男、左側は長女と兄妹で分けて使用。

●充電器などのコード類はカゴに入れて隠す

カゴ3段

お出かけのときに必要なカメラのバッテリーやケーブルは、フタつきのカゴに入れて玄関に近い場所に。

カゴ開いたところ

テレビやエアコンのリモコンも、カゴに入れてクロスをかけ、さりげなく隠します。

●読みかけの本は引き出しを一時置き場に

テーブル引き出し

ソファに座って本を読むことが多いので、近くにあるローテーブルの引き出しを読みかけの本の一時置きに。

「雑誌も同様で、出しっぱなしにしないルールです」

家族のものが集まるリビングこそ、みんながわかりやすい収納のルールづくりが必須!

リビングがすっきり片づいていると、忙しい毎日でも気持ちにゆとりが生まれます。達人のアイデアを参考に、リビングを心地よい空間に整えてみましょう。