シンプルで洗練されつつ温かみもある北欧インテリア。そんな北欧インテリアの代名詞でもあるイケア発祥の地、スウェーデン・エルムフルトをESSE編集部が訪ねました。
現地では、イケアスタッフのお宅を訪問。すっきりと片づいていてとにかくすてきなインテリアの秘密を教えてもらいました。
イケアスタッフの自宅を取材。すっきり片づいた家の秘密はカゴ!
すべての画像を見る(全6枚)おじゃましたのは、イケアでインテリアデザイナーとして働くラケルさんのお宅。家の近くには川が流れ、自然いっぱいの環境のなか、夫と子ども2人の4人で暮らしています。
ラケルさんの家のリビングは白と黒をベースに、ナチュラルな色合いの雑貨が並んでいてとてもすっきりとした印象。ものが少ないというよりは、むしろ多いのですが、それでも片づいて見える理由は、“もとあった場所に戻す”を徹底できているからだとか。そこで目についたのが「カゴ」の使い方です。
●インテリアをじゃましないカゴ使い
ラケルさんはインテリアデザイナーということもあり、家のスペースごとにまずはテーブルやイスなど置きたい家具を先に決めてしまうそう。
それだけ聞くと、ものをしまう場所を考えなくてもいいの? と思ってしまいますが、そこで活躍するのがカゴ!
色や素材、サイズも豊富なカゴを使えば、家具などインテリアも優先しつつ、収納スペースもしっかりキープできます。
●色をそろえるのがコツ!
大きな家具をモノトーンでそろえたリビングでは、ソファ裏の白い棚の下に同色のカゴをチョイス。カゴの中にはリビングで飾る雑貨などこまごまとしたものをまとめて収納しています。
ダイニングの続きにあるワーキングスペースに置かれた木目のベンチの下には、籐でできたカゴを。散らかりがちなDMやレシートなどの紙類をざっくりとしまっています。
●おおぶりのカゴはインテリアにも!
ソファ横に置いたカゴはほかのカゴとくらべて大きめ。口が広いためブランケットの収納に。テキスタイルの風合いを隠すことなく、インテリアとしも見せられるよう、あえて透け感のあるものを選んでいます。
●ごちゃつきがちな玄関は取りやすさも考えて
シューケア用品や郵便物など、置く場所に困りついゴチャゴチャしてしまう玄関でもカゴが便利。
靴を履くときに腰かけられるベンチの下をカゴスペースにしています。上からでもものがポイポイ入れられるよう、フタのない口の広いカゴを活用。しまい込むと処理が面倒になる郵便物はベンチの上に配置したカゴに入れる仕組みに。
ざっくりとしまえて、片づけの細かいテクニックがいらない「カゴ」は、片づけ下手さんの強い味方!
素材の種類や大きさ、色などがとにかく豊富で、手頃な価格のものも多いので、好きなインテリアのテイストや収納スペースに合わせて好みのカゴが見つけてみてください。