「炊飯器は一家に一台」と思われがちですが、整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターのハギヤマジュンコさん家では、炊飯器を手放して早7年目になるそう。手放すメリット、デメリットについて紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)最も忙しかった時期に炊飯器の手放しを決意
炊飯器を手放したのは、じつは今よりも家事も子育ても忙しいころでした。通勤時間往復2時間フルタイムで働き、娘もイヤイヤ期全盛期の2歳。今から考えるとよくあのタイミングで手放したなぁと思うのですが、忙しかったからこそ手放せたようにも思います。
私はラクすることが大好きで、元来の面倒くさがり。道具のお手入れがすごく苦手です。炊飯器には内鍋、内フタ、水蒸気を受けるパーツにしゃもじを立てるパーツなど細かいものが多く、使うたびに洗っては乾かす作業が本当に億劫でした。
それに、炊飯器は基本的に「お米を炊く」ことにしか使えません。わが家のキッチンは家電置き場が狭く、使っていないときに炊飯器が場所を取ることもストレスだったのです。
炊飯器の代わりに「お鍋」で炊くメリット
では炊飯器の代わりになんでご飯を炊いているのかというと、「炊飯鍋」です(わが家はストウブを愛用しています)。お鍋のいいところは、お手入れの手間がラクちんというところ。洗うのは鍋とフタだけです。
そして、炊飯時間が短く、わが家が以前使っていた炊飯器の早炊きモードよりも20分は早く炊けます。さらに、鍋で炊くご飯のおいしいこと! キャンプや学校行事などで鍋やハンゴウでご飯を炊いたことのある方は、このおいしさをわかっていただけると思います。
そのうえ、お鍋ですから炊飯以外の用途にももちろん使えます。おでんを煮たり、揚げ物をするときに使うことも。使わないときはほかのお鍋と一緒にしまい込めるのも場所をとらなくていいと感じています。
災害で電気が使えなくなった際に、慌てることなく鍋でご飯が炊けるのもメリットだと思います。
デメリットといえば、予約炊飯ができないことくらい。ですが、炊飯時間が自体が短いので私はそこまで必要性は感じていません。お米を洗ってから炊き上がりまで約20分弱なので、朝のお弁当はおかずをつくっている間にご飯が炊き上がる仕組みができています。