小物は「自分が演出したいイメージ」を基本に選ぶ

赤いワンピース
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「モノトーンの服に大胆な色のストールや、暑い季節にはアクセサリーをたす」と言うだけだと、少し大まかな感じがします。具体的にどういう小物を選べばよいのか、さらに彼女たちを観察してみました。そして気がついたのは、それぞれの人に自分のなりたいイメージがはっきりとあり、それに沿って小物を選んでいるということです。ドラマの役に合わせたファッション小物を選ぶスタイリストのような感覚と言えばよいでしょうか。

たとえば「アート関係の人っぽい感じ」「良家の奥様っぽい感じ」「キャリアがありそうな感じ」「優しくふんわりした感じ」などのテーマがあるように感じます。「アートっぽい感じ」を意識している人はネックレスも大振りで大胆な色使い。「奥様っぽい感じ」の人はパールのネックレスです。毎回違う自分になりたい人もいるかもしれませんが、私の友達はそれぞれのテーマが決まっていてその枠の中でおしゃれを楽しんでいるようです。

フランス人のおしゃれは「おっ?」と思わせる

フランス人のおしゃれは遠くから「すごい色の人が来る」と思われるファッションではなく、近くまで来たときに「さりげないのにどこかステキ」と言う印象を残すものです。

そんな人になれるよう、筆者はフランスに行くと道行く人をながめながら、カフェで過ごす時間を楽しんでいます。