フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。
今回は、本日オンエアされたV6の坂本昌行さんのコーナー「OneDish」で取り上げた、新感覚のサンドイッチについてご紹介します。挟まれているのは、まさかの天ぷら!
蔵前にある老舗の天ぷら屋さんが始めたサンドイッチ
今回はありそうでなかったサンドイッチをご紹介したいと思います。
訪れたのは浅草橋〜蔵前のエリア。蔵前といえば、東京の下町のなかでも、オシャレな街として注目を浴びてきているエリアですが、やはり下町ならではの老舗のお店に底力を感じます。
取材させていただいたお店「蔵前 いせや」さんは、創業50年の天ぷら屋さん。下町の歴史を感じるとってもすてきなお店です。
ただ、このお店で話題になっているメニューは、なんと「天サンド」! 天ぷらのサンドイッチです。
カツサンドやから揚げサンドとった、揚げ物×サンドイッチメニューは数あれど、天ぷら×サンドイッチというメニューは珍しいですよね?
サンドされているのは、エビ天とイカのかき揚げ! それらを、ゴマ油とサラダ油をブレンドしたオイルでカラリと軽く揚げています。
揚げたての天ぷらは、創業当時から継ぎたしているという秘伝のタレにくぐらされるわけです。挟むのは、辛子を塗ったトーストしたパン。そこに、ゆでたホウレンソウの茎を一緒に挟んでいます。
驚くなかれ、これが本当に絶品なんです。そして、すべてが計算しつくされているんです。まず秘伝のタレが、甘辛でしっかりめの味なので、パンに合う!! 関西風の天つゆだとこうはいきません。カリッと焼かれたパンの香ばしさと食感も、この天ぷらと絶妙なハーモニーを生み出します。
天ぷらとパン!! 今までありそうでなかったこの組み合わせに、「やられたな~」といった感じです。
坂本さんも、おいしかった~と大喜び。「天サンド」という名前は商標登録をとっているということですから、開発当時お店の人も大興奮したんだろうなと想像しちゃいます!
「これは絶対マネされる!!」と思ったからこそ、ですよね。実際に坂本さんも「これ、マネされませんか?」と心配していました(笑)。
試作を重ねて、10年もの間試行錯誤してでき上がったという「天サンド」。
50年も続く看板を守る陰には、こうして新しいものを生み出す努力があるんですね。ありそうでなかった、このすばらしい商品に脱帽です!