40代・50代のカジュアルコーデがグッとすてきになるコツをご紹介。教えてくれたのは、パーソナルスタイリストの杉山律子さん。「カジュアル服が上手に着こなせない」と悩むESSE読者に、アドバイスをしてもらいました。すぐに取り入れられる簡単テクニックは必見です。
すべての画像を見る(全4枚)カジュアルアイテムは「1つに絞る」のが鉄則
「カジュアルコーデがなんかダサく見えてしまう…」と悩む、ESSE読者の福本あかりさん(仮名・50歳)。スニーカーが好きなこともあり、普段はシンプルコーデばかり。「でも本当は気分の上がるおしゃれがしたいんです!」と話します。
●コーデのNGポイント
「カジュアルアイテムは、気軽に取り入れたら大やけどします!」と、パーソナルスタイリストの杉山さんが警鐘を鳴らすほど、40代以降のカジュアルコーデは難易度が高いもの。
福本さんのコーディネートは、カジュアルアイテムの数が多いうえ、濃色ジーンズはカジュアル度数がかなり高め。靴のライン、靴下、ジーンズの裏地など足元に色が渋滞していることと、バッグとシャツの色がかぶっていることもあか抜けない原因です。
「“なんかダサい”を回避するには、カジュアルアイテムは、キレイ目アイテムの力を借りてきれいを底上げすることが必要です。取り入れられるカジュアルアイテムは、まず1つから。面積の小さい靴などから始めるのがおすすめです」(杉山さん、以下同)
40代からの「あか抜けカジュアル」テクニック5つ
いつもの服がおしゃれに見える着こなし術を、杉山さんが伝授!
●衿つき服のときはアップヘアが吉
「ロングヘアの方が衿のある服を着ると、顔回りがゴチャついた印象に。まとめた方がスッキリ見えてバランスがとれます」。ボリュームのあるトップスの場合もまとめ髪に。
●シャツの手首はなるべくまくって抜け感アップ
袖をまくるひと手間で、抜け感のある着こなしに。「これだけでスタイルがよく見えるうえ、おしゃれ度もアップ。まくる分量は、鏡を見て、バランスを見ながら調整を」
やわらかな生地の場合は、ヘアゴムを袖口につけてから袖をたくし上げて。袖の生地でゴムを隠したら完成です。
●40代、50代からはアクセサリーはシンプルに
シンプルで小ぶりなアクセサリーこそ、服も人も引き立ててくれる名脇役。「ゴールドならくすみを飛ばし、肌を明るく見せてくれます。チャームつきは大人には甘すぎるのでNG」
●シャツのボタンは思いきって3~4個あける
「脂肪の落ちた大人のデコルテは、いやらしくならずに抜け感が出せる貴重なポイント。深めにあけることで小顔効果も」。インナーには、抜け感の出る白をチョイス。
●きれいめワイドパンツならスニーカーもバランスよく
カジュアルなスニーカーにはワイドパンツを合わせてきれいを底上げ。「スニーカーは靴ひもまで白で、細身のものを。ラインやロゴがないシンプルなものがきれい見えします」。
スニーカーの上で軽く裾がワンクッションするくらいの丈感がベスト。靴ヒモが半分隠れることで、カジュアル度が抑えられます。