乾きにくいバスタオルやデニムパンツ、寝具類など大物の洗濯物まで。部屋干しが快適になる工夫を夫婦2人暮らしのESSEオンラインライター(現在50代)が語ります。乾燥機能なしの洗濯機を使用、ベランダ干しができないなかでたどり着いた、リアルな部屋干し実例です。
すべての画像を見る(全4枚)除湿器とサーキュレーターで風通しをよくする
わが家の洗濯機は、縦型で乾燥機能のないタイプ。ベランダに屋根がないので外に干すこともできません。梅雨時期などはずっと室内干しです。そんな環境で試行錯誤しながら、少しでも室内干しが快適になるように実践していることがあります。
1つ目は「干し方」です。物干しスタンドの外側にバスタオルなど長くて厚手のもの、内側には手ぬぐいなど短くて薄手のものを配置。アーチ型になるように意識しています。タオルは外側が長くなるようにかけて、洗濯物同士は空間をつめすぎず、風が通りやすいように。洋服の内側にポケットがあるものやデニムパンツなど縫い目が厚いものなどは裏返して干します。
さらに、衣類乾燥モードの除湿器とサーキュレーターを下からあてて使用。そのほかにも、時間に余裕があるときは、バスタオルなど下の方が乾いてきたら、上下をひっくり返して干し直します。ボトムス類はウエストを輪になるように広げて干すなど、できるだけ風が行き渡るようにしています。
使用している物干しスタンドは、折り畳み式の3段タイプ。使わないときはたたんで立てかけておけて、家具下の隙間にも収納できて便利です。片手で立ち上げることができ、キャスターつきなので移動がラクなのも魅力です。
寝具類は、いったん換気扇をつけた浴室に干す
わが家は寝具類のカバーの替えを持っていません。素材は乾きやすいことを重視して選んでいますが、洗濯したらその日のうちに乾かす必要があります。普段の洗濯でシーツも洗うと、室内干しスタンドひとつでは間に合いません。
そのようなときは、通常の洗濯ものを乾かしている間、いったん浴室のバーに広げて干し、浴室の換気扇をつけておきます。浴室乾燥機は電気代が高いので使用していません。
その後、通常の洗濯物が乾いたら移動させます。大物寝具類の洗濯以外でも、物干しスタンドにかけきれないときは、いったん換気扇をつけた浴室に干しておきます。
そのほか、室内干し用の洗剤を使う、使用している洗濯機の適正な水や洗剤の使用量を、改めて確認するのもいいと思います。わが家の室内干しの工夫が、参考になればうれしいです。