すっきりと片づいた家にするには、ものを収納する場所をきちんと定めておくことが重要です。ここでは、小学生の子ども2人と団地で暮らし、お片づけサポートの仕事もしているかさもさんのケースを紹介。収納場所を決める考え方、便利かつ気分も上がる収納のアイデアなどについて詳しく語ります。

かさもさんの収納スペース
かさもさんの収納アイデアを紹介
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“ものの住所”を決める3つのポイント

片づけを進めているなかで、「これはどこに置けばいいのだろう?」と悩むことがあると思います。私も以前は、収納場所を何度も変えて、「なんか微妙…」「ここも違う」と、“ものの住所”が決められないことがよくありました。

ミニマリズムに出合って学んだのが、収納したいもののジャンル分けができないと、“ものの住所”が決められず、置き場所迷子になってしまうということ。そんなとき、私は以下の3つを考えるようにしています。

・だれのものなのか?
・だれが使うのか?
・どこで使うのか?

すると、自ずと収納場所が見えてくると思います。たとえば、

・子どもが買ったメモ帳→子どものもの
・でも使ってない→それなら、代わりに私が使おう
・キッチンで買いもののメモをすることが多い→キッチンにペンとセットで置くと便利

このように考えて、暮らしの導線に沿った収納場所を決めるようになりました。

生活感が出るものは、お気に入りアイテムで「隠す収納」

そんななか、私が収納場所に困ったものが、脱毛器、プロジェクターセット、ジェルネイル用品。押し入れにただ置くだけだと、生活感が出てしまい気分が上がりません。

かさもさんの収納ケース

そこで、団地の押し入れや和室と相性がよく、インテリアにもなるお気に入りのケースとカゴに収納してみることにしました。

脱毛器をしまっている丸型のケースは、祖父から譲り受けたもの。私が産まれる前に、近所で開催されていた中国の骨董市に自転車に乗って買いに行ったものだそうです。祖父が亡くなって20年以上経ちますが、とても丈夫なので現役で活躍中。このケースを手に取るたびに、自転車に乗っている祖父の姿が目に浮かんでほっこりします。

なにも入れずにインテリアとして飾ることもできますが、ものは役目を与えてこそ価値があると私は思っています。なので、今もこうして大事に使用できていることがうれしいです。

かさもさんのカゴバッグ

お気に入りの雑貨屋さんでひと目惚れして購入したカゴバッグには、プロジェクターセットとジェルネイル用品を収納しています。ほかにも、ピクニックのときにおやつを入れて持って行くなど、さまざまなシーンで使っています。

置き場所に悩むものは、部屋になじむお気に入りのアイテムに収納するのもひとつの手だと思います。