毎日出入りする玄関は、なるべくスッキリさせたいもの。使いやすく整った玄関にするための収納について、一級建築士で整理収納アドバイザーのESSEフレンズエディター・ハギヤマジュンコさんがアドバイスします。
すべての画像を見る(全7枚)玄関周りで使う&収納したいものに、優先順位をつける
靴や傘でごちゃつきがちな玄関周り。家に入ってすぐの場所だからこそ、スッキリさせたいもの。
わが家で実践している、玄関をスッキリ使うための工夫と、100円アイテムを使った収納アイデアをご紹介します。お出かけの準備がスムーズにでき、帰ってきてからもササッと片づけられるようになりました。
わが家は戸建て住宅ですが、玄関は決して広くありません。今流行りの広い玄関土間もありませんし、シューズインクローゼットや家族専用の玄関なんてものもない、狭い狭い玄関です。
玄関の土間部分にはつくりつけ収納がなく、あるのは玄関の向かいの階段下のみ。つくりつけの靴箱も廊下にあります。どちらかというと条件が悪いのではないかと感じていますが、玄関周りには収納したいものがたくさんあるため、工夫が必須です。
そこで、しまうものに使用頻度で優先順位をつけ、場所を分けて収納するようにしています。
よく使うものは出しっぱなし。インテリアも兼ねた収納を活用
いちばんよく使うものは、玄関土間に後付けした「ドローアライン」という、おしゃれなつっぱり棒を使って収納しています。
ここには、マスク・印鑑・娘の傘を。使ったあとの濡れた傘もこの場所に一時置き。出しっぱなし状態になるため、使用頻度がいちばん高いものを収納しています。
玄関に入ってすぐの場所だからこそ、インテリアも兼ねて見せる収納ができるドローアラインをチョイス。使うものと飾るものを意識して配置し、煩雑にならないようにしています。
身支度アイテムは、階段下収納に。扉裏に100円グッズで収納をプラス
玄関を上がってすぐのところにある階段下収納には、身支度に使うものをメインで収納しています。
春夏は帽子やアームウォーマー、秋冬は防寒着や手袋などをしまっていて、季節関係ない普段使いのバッグや夫の仕事バッグもこの場所に。
出かける際にこの扉を開けて身支度をしたら、帰ってきて脱いだものもここにしまい、リビングには持ち込まないようにしています。
両壁面に無印良品の「壁に付けられる家具」をつけていますが、それではたりないため、100円ショップでそろえたワイヤーメッシュと引っ掛けパーツ、粘着フックを使い、扉裏にアウターや小物類をチョイ置きできるスペースを追加しています。