子どもが自室ではなく、リビングやダイニングなどを学習場所にする「リビング学習」。この勉強スタイルをスムーズにするには、子どもが勉強しやすく、食事の時間などには勉強道具を片づけやすい環境づくりも重要です。そこで、「リビング学習」がしやすくなる収納の事例をご紹介。夫婦共働きで、保育園児から高校生まで4人の子どもを育てながら発信する「暮らしをラクにするアイデア」が人気のブロガー・ベリーさんが語ります。
すべての画像を見る(全3枚)家庭学習の環境づくりで大切にしていること
わが家では、教育費を上げ過ぎないためにも家庭学習に力を入れています。第一子が小学校入学時からスタートした家庭学習は、気がつけば10年目になりました。
現在は60㎡の2LDKに家族6人で住んでいるということもあり、子どもたちには個室がありません。学習机もなく、家庭学習時には4人ともリビングに置いているダイニングテーブルで学習しています。
このような環境ではありますが、都内の公立中学校に通っていた第一子の長男は、中学3年間の定期テストでほぼ毎回学年1位でした。勉強は本人の取り組みしだいなので、家庭でできることは「家庭学習しやすい環境づくりのサポート」だと考えています。
そんな私がずっと大切にしているのは、子どもに「勉強を始めるのが面倒くさいと思わせないようにすること」です。勉強スペースと学習グッズ置き場が離れていると、どうしても不便に感じてしまうもの。なので、勉強する場所であるダイニングテーブルと、学習グッズの収納スペースをとにかく近づけました。
「さあ勉強時間だ」となったら、問題集や筆記用具をすぐ手に取れる。ダイニングテーブルは食事をする場所でもありますから、食事の時間になったら勉強道具をさっと片づけられます。
学習グッズは、勉強スペースのすぐそばに配置。こうすることで、子どもたちも家庭学習の習慣が身につきやすくなっているようです。
リビング学習がスムーズになる収納術。新学年が始まった4月中のタイミングで見直してみてはいかがでしょうか?