収納としての実用性はもちろん、インテリアにカゴを取り入れるのが大人気です。
そこでESSEでは、温かみのある天然素材やかわいい形のカゴを暮らしに取り入れて、部屋の印象を上手にチェンジしているお宅を訪問。話を聞いてみました。
カゴを使ったインテリアが人気。運命のカゴと出会ったら買いどきです!
今回取材をしたのは、東京・神楽坂で暮らしの道具のセレクトショップを営む小池梨江さん。リノベーションしたマンションで夫と息子の3人で暮らしています。
仕事柄、小池さんのカゴのコレクションは、まるでお店のような数。壁のディスプレイにもしているほどです。
「使用感をお客さまにお伝えしたいので、店で扱うものは必ず、素材別に自宅でも使います。カゴを買いに行くときは、どこの土地でどういうものがつくられているか事前に調べておいて、その地を訪れた際になんとなく探すことが多いです」
特定の職人さんを訪ねることもあるそうで、カゴを選ぶ基準は、「ほかではもう出合えない」と、感じたタイミングが、買いどきのようです。
それでは、小池さんのカゴのある暮らしを拝見!
●キッチン
冒頭の写真は、キッチンカウンター。福島で見つけた洗いカゴに、土ものの器を入れています。
「このカゴに入れてしっかり乾燥させてから、食器棚にしまっています」
また、食べかけのお菓子や、お茶のストックなど、キッチンのこまごましたものもカゴに収納。
「このフタつきのカゴは、長野でつくられているあけび細工。縦長でフタつきの形が珍しくて、気に入っています」
●リビング
植物の鉢カバーにもカゴを活用。涼しげな雰囲気に。
帰宅したときに使う“とりあえず置き場”。財布や鍵のほか、テレビのリモコンなども収納。
「ベランダに置いた青森で買ったカゴの中に常温保存の野菜を置いたりもしています」
●カゴバッグ
外出用のカゴバッグも、コレクション多数。写真はその一部です。
「色が濃いのは岩手の山ぶどうを編んだもの。薄いのは秋田のイタヤカエデです。素材や大きさで使い分けています」
今回紹介したカゴのある暮らしは「理想の暮らし」を実現するためのヒントになりそう。
ESSE6月号の特集「ラグとマット、ときどきカゴ」では、カゴやラグ、マットのある暮らしを取材しています。インテリアのヒントがいっぱい! ぜひこちらもチェックしてみてください。