仕事関連の書類や領収書、チラシ、取扱説明書など気がつくとたまってしまう「紙もの」。面倒な仕分け作業をラクに、すっきりと片づくように、暮らし上手が実践していることを紹介します。語るのは、「ESSE収納グランプリ」でグランプリを受賞した小林さん(現在50代)です。
すべての画像を見る(全6枚)“保留”エリアをつくって仕分けの負担を軽減
仕事関連の書類や自治体から届く健康診断等の案内、ふるさと納税関連の書類。頻繁に確認するものは、毎日開け閉めするリビングの扉の裏に設置した壁かけ式ファイルフォルダーに入れるようにしています。
そしてこのファイルフォルダーには、“保留”の場所もつくっています。ここには「検討中のもの」のほかに、「分類に困った書類」も入れています。処分するのか残すのか、どこに収納しておくのか仕分けの段階で悩むのではなく、“保留”だとしてもいったん仕分けておいて、時間ができたときに再度確認と分類をするのです。
このシステムなら、先延ばしにしても存在を忘れてしまうことはありません。“保留”エリアがあるだけで、紙ものが散らからず、あとで分類すればいいと思うと負担も軽減できます。
細かい「紙もの」の保管は使い勝手よくアレンジ
毎日増えていく細かい「紙もの」。それぞれリビングに収納場所を設けていて、いったんざっくり仕分け→時間があるときに処分するもの・残すものをチェックする形式にしています。
●買い物のレシート
私は100円ショップの小さな蛇腹ファイルケースを使用しています。もとはフタがついていたのですが、取り外してしまいました。フタを開け閉めする工程が私にとっては面倒で、つい財布のなかにレシートを入れっぱなしにすることが多かったのです。ですが、フタがない状態にしてからは、帰宅後すぐにレシートが収納できて、快適になりました。
クレジットカードの利用明細はカード会社ごとに分け、月に一度、カード会社からの引き落とし予定明細と照らし合わせて不明なものがないかチェック。銀行や保険など金銭に関わるお知らせ、公共料金の明細などもここに入れていますが、これらは厳密に分類していません。気が向いたときに確認して処分します。
●医療費の領収書
薬箱の中のクリアファイル(A5サイズ)に入れて1年間保管します。薬箱には、診察券・お薬手帳も一緒に保管してありますが、病院から戻ったらそれらを戻すのと一緒に、領収証も収納します。
家族別、ドラッグストアで購入した医薬品とファイルを分けておくと、のちに医療費控除の確定申告をするときに個人別の集計がしやすいです。
●チラシ
ダイレクトメールやお店から送られてくるカタログなどは、連絡して止めるようにしていますが、それでも毎日のように投函されて増えるチラシ。郵便受けに入っているチラシなどは、壁にかけたかごバッグにいれて週に一度処分しています。