「年齢とともに、おしゃれがわからなくなってきた」というよくある悩み。スタイリストの渡辺智佳さんに、おしゃれの正しいアップデート法を聞きました。
すべての画像を見る(全4枚)色物に挑戦するならまずはブルーかグリーンのボトムス
飽きがこず、着まわししやすいのは黒やグレーなどのベーシックカラー。「でも、たまには色物も着たい!」という人におすすめなのは、ブルーやグリーンのボトムス。
顔に近い部分に色を取り入れるのは、顔映りの問題があるので、年齢を重ねれば重ねるほど難しい。一方ボトムスなら顔から遠いので、「似合わない」ということがありません。
さらに、ブルーやグリーンなどの寒色なら、過剰な甘さがない分、だれにでもさらりとなじみやすいのです。反対にピンクや赤はピタッと似合うものを見つけるのが難しいので、注意が必要かも。
100%カジュアルは大人にはNG!品のよい質感をプラスする必要アリ
着心地がよくて、お手入れがラクなカジュアルファッションは、いくつになっても楽しみたいもの。ただし、大人のカジュアルには、若いときとは違う注意が必要! カジュアル100%だと、だらしなく見えたり、生活感が出てしまうのです。
ポイントは、どこかに「上質」を感じさせる要素を入れること。たとえば、ラフなデニムスタイルなら、スニーカーではなくローファーやパンプスを合わせる。ナイロンリュックなら金具がゴールドのものにするなど、どこかにキレイめな要素を投入すると、大人にふさわしい上品なスタイルが完成します。
予算を抑えるならベーシックはユニクロ、トレンドはモール系ブランド
限られた予算を楽しく自分らしく使うには、用途別に「ブランド」を使い分けるのも一案です。
たとえば、ワードローブのベースになるパンツやカットソーなどのベーシックアイテムは「ユニクロ」で。アクセサリーやデザインアイテムは、鮮度が高くお手頃なものが多いショッピングモールのブランドで、自分好みのものを見つける…。
こんな具合に「マイルール」を決めると、衝動買いやムダな買い物を減らせ、自分らしいワードローブがつくりやすくなると思います。モール系なら「プラステ」が、ほとんどのアイテムを家で洗えておすすめですよ。