美容の悩みが増える大人世代が大切にしたいのは“清潔感”。「たとえば、シミを隠そうと厚塗りをして、それが崩れていたら清潔感があるとは言えません。素肌っぽく見えるメイクを研究するなど、メイクのアップデートを忘れないことが大切です」と話すのは、大人の女性を美しく変身させる技をもつメイクアップアーティスト・化け子さん。好感度のカギとなる、清潔感がアップするスキンケアとベースメイクの方法を教えてもらいます。
すべての画像を見る(全12枚)「洗う・うるおす」は清潔感のベース
清潔感のある肌とは、透明感のあるツヤ肌のこと。洗う&うるおすのケアでコンディションを整えて。
●洗う:汚れを落とすことがツヤ肌づくりの第一歩
(1) メイクは短時間でしっかり落とす
メイクが落ちていないと、くすみや肌トラブルの原因に。クレンジングは洗浄力が高いものを選び、30秒以内に肌に素早くなじませて。短時間で落として肌負担もミニマムに。
保湿成分たっぷり。うるおいを残しながらメイクをしっかりオフ。
(2) 肌に優しい洗顔料で洗う
ゆらぎがちな大人の肌には、アミノ酸系洗浄成分の洗顔料がおすすめ。肌摩擦を起こさないためにも、たっぷりの泡で洗って。泡で出るタイプだと時短になります。
刺激が少ないアミノ酸系洗浄成分を配合。押すだけで濃密泡が出るポンプタイプ。
(3) すすぎは洗顔の倍の時間をかけて
洗浄剤を落としきれていないと肌トラブルの原因に。皮脂を奪いすぎないよう、少し冷たく感じるぬるま湯で洗顔の倍の時間をかけてすすいで。生え際やあごはすすぎ残しやすいので丁寧に。
●うるおす:化粧水はたっぷり念入りに!うるおい満タンを目指す
(1) 化粧水を手にとり軽く温める
洗顔後は肌の蒸散が進むので、時間をおかずに素早く保湿を。化粧水を手にとったら、手のひらを合わせるようにして人肌程度に温めると、浸透がよくなりおすすめです。
大人の肌を考えた低刺激処方。肌をいたわりながら高い保湿力でツヤ肌に。
(2) 数回に分けて肌に届ける
目のくぼみやシワなどのへこみ部分にも届けるイメージで、ハンドプレスで化粧水をなじませて。1度にたっぷりつけるのではなく、肌の状態を確認しながら丁寧に重ねづけ。(1)、(2)を4回繰り返します。
【ポイント】乾きやすい目元はシワを開いてクリームを塗る
乾燥しやすい目元や口元は、シワを開くようにして塗り込むとシワ予防に。化粧水が乾ききらないうちにフタとなるクリームをつけるのが、うるおいアップのコツ。