1月期のドラマも大詰めを迎えつつあります。今期も個性あふれるドラマがたくさん誕生し、SNSなどでも大きな話題になっています。「気になっているけど、もう間に合わないかも…」と思っている方に向け、今からでもぜひチェックしておきたい、いちおしドラマをご紹介します。

真っすぐな愛に涙が止まらない!ファンタジックなラブストーリー

※写真はイメージです
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「君が心をくれたから」(月曜21時・フジテレビ)

今期の「月9」は永野芽郁さん主演のファンタジーラブストーリー。しかし、「ファンタジーストーリー」という響きからは想像もできない過酷な物語となっています。

主人公の逢原雨(永野さん)が想いを寄せる朝野太陽(山田裕貴さん)が交通事故に遭い、生死の境をさまようことに。絶望する雨の前に現れたのは、あの世の案内人だという男(齋藤工さん)。男は「君が心を差し出すなら今から奇跡を起こしてあげよう」と言います。

その心とは五感のこと。太陽を救うために、雨は自分の五感を少しずつ失っていくことになります。味覚、嗅覚、触覚、そして間もなく視覚も失う雨。それでも懸命に生きようとする雨、真っすぐに雨を愛する太陽の想いに毎回、涙が止まらなくなります。

永野さんの巧みな演技により「五感を失うこと」の恐ろしさを観ているだけでも実感できてしまい、今ある「尊さ」が実感できるはず。

どうか、雨と太陽にとって少しでも幸せなエンディングが迎えられることを願ってやみません。

未知の殺人球菌をめぐる圧巻の医療ミステリー

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「グレイトギフト」(木曜21時・テレビ朝日)

舞台は大学病院。病理医・藤巻(反町隆史さん)が発見したのは、未知の殺人球菌「ギフト」。球菌は体内に入るとまもなく死亡、その後球菌は完全に消滅します。死因は急性心不全としか判断できない…つまり、その殺人球菌を使えば、完全犯罪が成り立つということです。

しかし、この「ギフト」によって藤巻の人生は激変。「ギフト」を欲しがる医師たち、院内の権力争い、そして連続殺人事件…とさまざまな要素が絡み合う物語となっています。

豪華俳優陣にも注目。主演の反町隆史さんと、津田健次郎さん、佐々木蔵之介さんが介するシーンはある意味圧巻です。

令和と昭和の価値観の違いに驚き!注目のタイムスリップドラマ

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「不適切にもほどがある!」(金曜22時・TBS)

脚本は宮藤官九郎さん、主人公の小川市郎を阿部サダヲさんが演じます。中学の体育教師・市郎が、あるとき学校帰りに乗った路線バスで1986年から2024年にタイムスリップ!

しかし、1986年と2024年とではまったく価値観が異なっており、市郎の言動はどれもコンプライアンスに引っ掛かるような不適切なものばかり。

改めて観ると、「1986年ってそんなんだっけ?」と驚くこともたくさん。たとえば、第一話では市郎がバスの中でタバコを吸っていたり。職員室での発言はセクハラ、モラハラ連発。それが笑いで流されているのですから、時代は変わったな、と思わずにはいられません。

そんな市郎の価値観が令和に一石を投じることになるわけですが、昭和がいいのか、令和がいいのか。それは観る人によっても変わりそうですが、個人的には昭和の頃に社会人をやっていなくてよかったな、と思います。