70歳のときに、義娘で料理研究家の小林まさみさんのアシスタントになった小林まさるさん。その後も自身のレシピ本出版やYouTubeチャンネルをスタートするなど、90歳を迎えた今もさまざまなことにチャレンジしています。ここでは、毎日のルーティンになっている掃除のコツについて教えてもらいました。

掃除機をかける小林まさるさん
掃除機をかけるのが小林まさるさん(90歳)の朝のルーティン
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1日の始まりは掃除から

90歳で現役の料理研究家の小林まさるさん。現在は息子さんと、その妻でまさるさんがアシスタントをしている、料理研究家の小林まさみさんと一緒に暮らしています。

そんなまさるさんの朝は、掃除からスタート。ダイソンのハンディ掃除機で、毎朝必ず床に掃除機をかけるのが日課です。

「掃除は好きっていうわけではないし、嫌いでもない。きれいなほうが気持ちいいだろ。気持ちがシャキッとする。それだけだよ。シングルファザーのときはもちろん自分でやってたし、母ちゃん(妻)も体が弱かったからね。ゴチャゴチャいってケンカになるより、自分でやった方が早いやって思ってやってたよ」

油がはねるキッチンはふき掃除。ガラスはアルコールティッシュで

掃除をする小林まさるさん

撮影で自宅に人が来るときは、キッチンの棚の表面をふき掃除。最後に床も、ふき掃除で仕上げます。

「キッチンは油が跳ねて、汚れるからね。それと、うちは犬がいるから床に毛が落ちやすい。ふき掃除をしないと残っちゃうんだよ。以前は冷蔵庫の表面のふき掃除と、トイレ掃除も毎日俺がやってたけど、最近は息子が『親父も大変だろう』って言ってやってくれるんだ」

掃除をする小林まさるさん

キッチンのカウンターやテーブルは、使うたびにさっとふき上げるのが習慣に。毎日ではないものの、気になったときは食器棚のガラスの掃除や、窓回りの掃除もします。
「ガラスは除菌用アルコールティッシュを使うと手軽にできて、油もよく落ちる」

キッチンの換気扇も、油汚れが気になってきたらその都度掃除。月に数回は掃除しているといいます。
「フード回りはアルコールティッシュで。整流板とフィルターは外して、スポンジやタワシとキッチン用中性洗剤を使って流しで洗う。まさみちゃんはウエスで油をふき取ってから洗ってるけど、俺はこのまま洗っちゃう。ファンはプロに任せてるよ」

大掃除なんて言われたら逃げちゃうよ(笑)

掃除をする小林まさるさん

包丁研ぎに加え、鍋のくすみ落としなど、道具の手入れもお手のもの。これだけこまめに掃除していれば、「大掃除」の必要はなさそうです。

「大掃除なんて言われたら大変そうで、逃げちゃうよ(笑)。掃除機がけは昔からの習慣だけど、会社に勤めてたころはこんなにあちこち掃除はできなかった。定年後、時間ができたからやるようになったんだね。できる範囲で、気分よくすごせるようにすればいいんじゃないかな」

 

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