処分に困る物は増やさない!

捨て活は家じゅうに広がり、離婚してから見ないふりをしていた元夫のものなども処分しました。

持ち込み
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リサイクルショップに持って行くと「年式が古いので買い取りできない。逆に引取り料をいただきます」とのこと。状態はきれいな方でしたが、使っていなくても物は古くなって価値が下がっていく。だからこそ、「もういらないかなぁ」と思ったら即手放さないと、捨てることにどんどんお金がかかるんだなと実感しました。

これから50代、60代と年齢を重ねるうちに、自分で処分できない物、処分するのも高額だからと家に置きっぱなしになる物が出てくるかもしれない。私が亡くなったとき、その片づけや費用を負担するのは子どもたちかもしれない…。

そう思うと、不用品はこまめに処分し、「処分に困る物は増やさないようにしよう」と決めました。

最小限で快適に暮らす

片づけは、老後の理想の生活について具体的に考えることにもつながりました。見えてきた私の希望は「広すぎず、狭すぎない家で、自分の生活を自分でこなしたい」ということ。

突きつめると「快適な最小限で暮らす」ということです。過不足ない程度の最小限がそろった中でスッキリ暮らしたい。この理想がよりはっきり意識できたので、40代からは余分な物を極力持たず、改めて計画的にお金を使いながら暮らしていきたいです。

今回、捨てる作業を進めることで、自分の生活と向き合う時間が生まれました。結婚、出産、離婚を経て、40代のこれからなにを目指すのかなど、普段はゆっくり考えることもできずにいましたが、とてもいい機会になったと思います。

一度自分の生活を見直したい、整えたいという方には、捨て活がきっかけになるのではと思います。