スーパーやコンビニなど、買った商品を入れるレジ袋。帰宅後に、どのように保管していますか? いっぱいになってあふれて困ることも。
ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんに、レジ袋の収納と活用について伺いました。
なぜレジ袋はあふれるの? 収納方法と増やさないコツ
買い物したお店でもらえるレジ袋。プラスチック製品の削減のために有料化しているお店も増えていますが、まだまだ無料のお店もあります。
ゴミや汚れたものを入れるなどなにかと便利なので、いただいて帰るということも多いのではないでしょうか?
私も結婚してからいろいろ試行錯誤し、代表的な3つの保管方法(三角に折り込む、丸めて結ぶ、四角くたたむ)を全部試しましたが、それぞれ異なるメリット・デメリットがありました。
●(1)三角に折り込む
結婚後してから出産までは、雑誌のインテリア特集で見た三角に折り込む方法をしていました。ただ、これは時間がかかるため、子どもがいると買い物後にゆっくり折ることができなくなりました。
収納面では、小さくまとまってコンパクトになり、ほどけないのでバッグに入れやすいという利点があります。
・時間:かかる
・収納:コンパクト
・見た目:キレイ
・持ち運び:しやすい
●(2)丸めて結ぶ
クルっとまるめるだけなのでいちばん早く簡単な方法です。子どもがひとり遊びできるようになるまではこの方法になりました。
収納面では、ほかの2つの方法に比べるとかさばるし見た目も雑な感じがありますが、早く片づけられるという点ではほかに勝ります。
・時間:早い
・収納:かさばる
・見た目:キレイではない
・持ち運び:かさばる
●(3)四角くたたむ
平均点が高い方法は四角くたたむ方法です。たたむのも簡単でかさばりませんが、唯一の弱点は、ほどけることがあることです。バッグの中に入れる場合は、ポケットやポーチに入れるとよいでしょう。
・時間:かからない
・収納:かさばらない
・見た目:キレイ
・持ち運び:くずれる
どの方法にするかは、早くたたみたい、見た目をキレイにしたいなど、今の暮らしのなかで、なにを大事にしたいのか価値観と向き合い、優先度が高い方法を選択するのがよいかと思います。
●レジ袋をあふれずキープするコツは?
あると便利なレジ袋ですが、あふれる程ありすぎるのも困りもの。いずれの保管方法にせよ、あふれてしまうのは「各家庭での使用数」を把握していないからです。
家に入ってくる数より使用数が少なければ当然増えていきます。摂取カロリーより消費カロリーが少なければ太る原理と同じです。
レジ袋がゴミ出しに使える地域と使えない地域では使用数が違いますし、また、同じ使える地域でも24時間ゴミ出し可能でこまめに捨てられるマンション住まいと、戸建て住まいでは使用数が違います。
まずはご自身の家庭でどれくらいの数があればたりるのかしばらく観察してみましょう。
多すぎる分は地域のゴミの出し方に従って処分し、これからは無料のお店でもエコバッグを使い、家に入ってくる数が使用数を大幅に越えないよう心がけてみてください。