新しい出会いが多く、第一印象が気になる時季です。でも、体型を隠すことばかり気にしていると、どうしても中途半端に着ぶくれしてしまいがち。

そんな着こなしに悩めるESSE読者3人のために、すっきり着やせするコーデを人気の服飾戦略スタイリストの窪田千紘さんに教わってきました。

印象アップかつ細見え効果はちょっとの工夫で手に入る! 人気スタイリストが伝授

●丈は長ければ長いほど細見えします

「トップスもボトムスも、中途半端な丈は着ぶくれのもと。足首が見えるくらいのロングカーディガンやワンピースで縦のラインをしっかり強調することで、全身が細く見えます」と窪田さん。

<挑戦者1:Hさん>おなか回りをすっきり見せつつ、ママ友に好感をもたれたい

38歳のHさんは、産後に体重が増えてしまったことがお悩み。おなか回りをすっきり見せつつ、ママ友に好感をもたれるコーデが知りたい!

<BEFORE>
赤系ひざ下スカート
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こちらがいつものコーデ。足を隠せるフレアスカートは昔からのテッパンだったのに…。ご本人も、「ピッタリしたボトムスは苦手。でも隠しているはずのおなか回りが、ポッコリ見えるのが気になります…」としっくりいかない様子です。

「ふくらはぎ丈のスカートは、むしろ足が太く見えるので厳禁です」(窪田さん)

<AFTER> 
ピンスプリーツカート

「ウエスト回りに布がたっぷりあるものも太見えの原因に。裾広がりのアンクル丈×細いプリーツのスカートに変えて、縦ラインをつくり、着やせ効果アップ!」(窪田さん)

【ポイント】 ・ボディラインを拾わないセーターがおすすめ ・裾にボリュームがあるとgood

●上手にゆるっとした着こなしをしたい!

Hさん、次は、体型を隠すためにゆるっとした着こなしに挑戦。

<BEFORE>
黄色スカートにパーカ

Tシャツに前あきパーカー、フレアスカートのラクちんスタイル。

「体型を隠したくてゆったりシルエットを選びましたが、なんだかぼんやりした印象になっていそうで…」と、自信のなさが見え隠れします。

窪田さんによると、こんなときは、濃い色のワイドパンツがおすすめ! 

<AFTER>
ストライプパンツ

濃い色のワイドパンツは、簡単に縦ラインをつくれる“神アイテム”です。

袖なしのトレンチ風アウター

ちなみに、袖なしのトレンチ風アウターを羽織ってもOK。

「羽織ることで、縦ラインを強調しつつ、体型を隠してくれます。パーカーより断然大人らしいコーデになります」(窪田さん)

【ポイント】 ・インすればさらに脚長効果 ・ストライプは着るだけでやせ見え

<挑戦者2:Mさん>いつも似たような服から打破したい!

43歳のMさんは、ダイエットを繰り返すも、これといった成功をしたことなし。また、いつも似たような服を着ているようで、脱無難な大人カジュアルを目指したいとのこと。

<BEFORE>
ボリュームのあるトップス

こちらがMさんの普段のコーデ。ボリュームのあるトップスで細見えを狙ったそう。

カーキ色のトップスは、たっぷりしたパフスリーブが「細見えしそう」と購入したもの。「コンパクトに見えるよう細身のデニムを合わせましたが、なんだかしっくりこなくて…」とMさん。

窪田さんによると、ストライプのロングシャツで縦ラインを強調し、スマートな印象になります。

<AFTER>
濃いネイビーで引き締め効果

「全身で細長い長方形をつくるようなイメージでコーデするのがコツ。パンツは細身よりワイドの方が旬です」(窪田さん)

【ポイント】 ・濃いネイビーで引き締め効果UP ・デニムはワイドだとより垢抜ける!

<挑戦者3:Oさん>着ぶくれせずに体のラインをキレイに隠す方法を知りたい

48歳のOさんは、年齢とともに体型が変わり、下半身が気になるように。
「着ぶくれせずに、体のラインをキレイに隠す方法が知りたいです」

<BEFORE>
ボーダーのパーカー

ボーダーが大好きで、合わせやすくて頼ってしまうというOさん。こちらは黒のオールインワンに、大好きなボーダーのパーカーを羽織ったお気に入りのコーデ。

「どんな服にも合うので、迷ったときはとりあえずボーダーを手に取ってしまいます」

しかし窪田さんによると、体のラインを上下で分断する半端丈の羽織りものは避けた方が吉。

<AFTER>
ロングカーディガン

「足首までのロングカーディガンにすると、ドレスのような美しさに。やや光沢がある薄手のものだと上品です」(窪田さん)

【ポイント】 ・首元にアクセサリーでポイントをつくり引き締める