今年のバレンタインは、どのような商品が狙いめなのでしょうか? この記事では、フードトレンドを日々追求している食文化研究家のスギアカツキさんが、昨年11月のオープン以来注目を集めている複合施設「麻布台ヒルズ」をパトロール。そこで気になった「バレンタインスイーツ」のトレンドを、5つのキーワードにまとめて紹介してくれました。
おしゃれなクッキー缶
すべての画像を見る(全7枚)真っ先にご紹介すべきは、ブームになっている「おしゃれなクッキー缶」。
ヴィーガンカフェ「8ablish」(エイタブリッシュ)では、うさぎの形をしたバニラクッキーと、ビターなカカオの風味が広がる有機チョコチップクッキー、有機ココア生地にピンクのアイシングハートクッキーの3種が詰め合わせになった「CATCH ME バレンタイン限定缶」を発見。
2匹のうさぎがハートをキャッチボールしているイラストがポイントになっています。
ほかにも、森の食材をぜいたくに使ったクッキー缶で話題の「パティスリーGIN NO MORI」では、冬季限定の白い缶「森の恵みクッキー プティボワ Winter」が登場。
チョコレートや香辛料を、ナッツや果物などの森の素材と一緒に丁寧に焼き上げ、複雑かつ個性的な味に仕立てた13種類の焼き菓子が詰め込まれています。
和食材とのコラボ
2つめのキーワードは、カカオと和食材とのマリアージュ。
ビーントゥーバーチョコレート専門店の「Minimal The Specialty」(ミニマル ザ スペシャルティ)では、5種類の甘納豆を合わせて焼き上げた「ガトーショコラ ソフト -5 種の甘納豆」が麻布台ヒルズ限定で発売されています。
カカオと甘納豆という“豆同士”の相性のよさを実感。感動をともなうおいしさです。
もうひとつの和食材は、“抹茶”。
創業160年、宇治茶の老舗「中村藤吉麻布台」がつくる抹茶ピーカン「オチャノタネ」は、うま味あふれる抹茶チョコレートを飴がけピーカンナッツにたっぷりまとわせた和のチョコレート菓子です。
色鮮やかな“映えチョコ”
バレンタインという特別なイベントにふさわしいのは、見た目が華やかであること。
福岡に本店を持つオーガニック素材を使ったパティスリー「shodai bio nature」(ショウダイ ビオ ナチュール)」の「ミルティペタル(4250円)」は、口の中で優しく溶ける、花びらのようなチョコレート。繊細で美しいビジュアルに、誰もがうっとりしてしまうはずです。